日本の重力式ダム一覧

日本の重力式ダム一覧

日本では、重力式コンクリートダムが広く利用されています。この一覧では、2022年現在、運用または建設中の重力式コンクリートダムに関する情報をまとめています。掲載する対象は、重力式コンクリートダムおよびその亜型である中空重力式コンクリートダムです。これらのダムは、1964年施行の河川法および1976年の河川管理施設等構造令に基づき、高さが15メートル以上のものと定義されています。

砂防法に基づいて建設される砂防堰堤は、河川法上ではダムとして認められないため、ここでは対象外としています。また、高さ15メートル以下のダムと名付けられた堰についても、同様に掲載していません。

一覧表の解説

重力式ダムの一覧は、都道府県別に整理され、それぞれのダムがどの水系に属しているか、建設されている河川は何か、高さや総貯水容量などの詳細が示されています。ダムの所在は都道府県別で、北海道に関してはその行政区分も含め地元の著作物に基づいて順序が決まっています。工事中のダムは視認性を高めるため、薄緑色で強調されています。また、スマートフォン等のモバイルデバイスからの閲覧では、横向きでの表示が推奨されています。

表内の各項目は次のように分類されます。まず、ダムが位置する都道府県、次にそのダムが属する水系、さらに建設中の河川、および河道外に建設されているダムについての情報です。ダムの高さはメートル単位で表示され、蓄水能力は1,000立方メートル単位で記述されています。事業者名は、ダムの管理および施工を担当している法人や機関の名前です。特に北海道と沖縄に関しては、該当する主務省庁に基づいて表示が行われています。

ダムの完成年についても明記され、もし工事中であれば関連する資料から情報を取得して記載されます。また、特記事項や関連する事業についても「備考」欄に示されることがあります。たとえば、再開発事業に関する情報、特定の法令での指定に関する内容や、文化財指定における重要事項もこの欄に含まれます。

地域別ダムの分け方

ダムの数が多い中部地方にあたる地域については、北陸（新潟県・富山県・石川県・福井県）、甲信（山梨県・長野県）、東海（岐阜県・静岡県・愛知県）の3つのカテゴリーに分けて掲載し、データの整理と可読性を高めています。

本情報は、財団法人日本ダム協会が運営する『ダム便覧』を基本としており、その他の公式機関からの資料も参考にしています。これにより、最新の状況が反映された正確なデータを提供することを目指しています。関連情報としては、一般に知られる『日本のダム』や『コンクリートダム』に関する情報も含まれています。

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