日本パブリック・リレーションズ協会

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会（PRSJ）について

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会（英文名称：PUBLIC RELATIONS SOCIETY OF JAPAN、略称：PRSJ）は、広報・PR活動を専門とする企業や団体によって構成される公益法人です。PR会社や広告代理店だけでなく、企業の広報担当者なども会員として参加しており、PR業界全体の発展と、社会におけるPRの重要性向上を目指した活動を行っています。元経済産業省が所管していました。

協会の概要

本部所在地: 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-31
理事長: 森健（株式会社電通執行役員）
会員数: 551名

主な事業内容

1. PRに関する倫理綱領の作成・実践、人材育成、情報の収集・提供:
PR活動における倫理的な基準を定め、会員企業・団体の健全な活動を支援します。
広報・PR担当者向けの研修やセミナーなどを開催し、専門知識・スキル向上を図ります。
国内外のPRに関する最新情報を収集・分析し、会員に提供します。

2. PRプランナー資格制度の実施:
PRプランナーとしての知識・スキルを認定する資格制度を運営しています。
資格は段階的に分かれており、PRプランナー補、准PRプランナー、PRSJ認定PRプランナーがあります。
日本広報学会が後援しており、PR業界における専門性の向上に貢献しています。

3. 日本PR大賞の開催:
優れたPR活動事例を表彰する「PRアワードグランプリ」と、PRの視点から社会に貢献した人物を表彰する「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」から構成されます。
1999年から続く表彰制度で、PR業界の活性化に大きく貢献しています。

日本PR大賞 受賞者（パーソン・オブ・ザ・イヤー）

各年度の受賞者は以下の通りです。

令和4年度(2022年度): 羽生結弦氏 (プロスケーター)
令和3年度(2021年度): 根本かおる氏 (国連広報センター所長)
令和2年度(2020年度): 池江璃花子氏 (競泳選手)
平成31年度(2019年度): ジェイミー・ジョセフ氏 (ラグビー日本代表ヘッドコーチ)
平成30年度(2018年度): 渡辺直美氏 (お笑い芸人)
平成29年度(2017年度): 加藤一二三氏 (棋士)
平成28年度(2016年度): 小池百合子氏 (東京都知事)
平成27年度(2015年度): リーチ・マイケル氏 (ラグビー日本代表主将)
平成26年度(2014年度): 唐池恒二氏 (九州旅客鉄道株式会社(JR九州)代表取締役会長)
平成25年度(2013年度): 佐藤真海氏 (サントリーホールディングス株式会社 CSR推進部・パラリンピアン)
平成24年度(2012年度): ドナルド・キーン (米コロンビア大学 名誉教授)
平成23年度(2011年度): 佐々木則夫氏 (サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)監督)
平成22年度(2010年度): 池上彰氏 (ジャーナリスト)
平成21年度(2009 年度): 辻井いつ子氏 (ピアニスト 辻井伸行氏の母親)

その他、過去の受賞者には、東国原英夫氏、川島隆太氏、野口聡一氏、古田敦也氏など、各界の著名人が名を連ねています。

日本PR大賞 受賞者（シチズン・オブ・ザ・イヤー）

令和5年度(2022年度): 内閣府承認 NPO 法人全国てらこやネットワーク
令和4年度(2021年度): COVID-19 多言語支援プロジェクト
令和3年度(2020年度): 一般社団法人「ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ」
令和2年度(2019年度): 一般社団法人「 注文をまちがえる料理店 」
平成29年度(2018年度): 気まぐれ八百屋 だんだんワンコインこども食堂
平成29年度(2017年度): 特定非営利活動法人 日本ブラインドサッカー協会
平成28年度(2016年度): くまモン (熊本県マスコットキャラクター)

など、社会貢献活動を行う団体や個人が多数受賞しています。

PRSJは、これらの活動を通じて、パブリックリレーションズの重要性を社会に広め、業界全体の発展に貢献しています。

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