日本善行会

一般社団法人日本善行会について

一般社団法人日本善行会は、1937年（昭和12年）に設立された、主にボランティア活動等の支援や推進、そして善行を行った人々への表彰事業を行う団体です。元内閣府所管の団体として、長年にわたり社会貢献活動を続けています。

概要

• - 所在地: 東京都千代田区有楽町二丁目10番1号 東京交通会館内
• - 設立: 1937年5月7日
• - 会長: 勝野堅介

日本善行会の表彰制度

日本善行会では、様々な分野で善行を行った個人や団体を表彰する制度を設けています。表彰は、春季と秋季に行われる通常表彰と、特に功績のあった個人や団体に対して行われる特別表彰があります。

通常表彰

春季善行表彰: 青少年善行表彰、緊急時貢献表彰、国際貢献表彰、外国人善行表彰
秋季善行表彰: 成人善行表彰（善行銅章表彰）

特別表彰

善行金章表彰
善行銀章表彰

これらの表彰には、善行金章、善行銀章、善行銅章、善行章といった記章が授与されます。表彰は、各支部の推薦に基づいて決定されます。

事業目的

日本善行会の主な事業目的は以下の通りです。

1. 善行をたたえて表彰すること
2. 善行活動を実践すること
春の交通安全折鶴運動
秋の交通安全折鶴運動
福祉施設等での芸能奉仕活動
3. 善行精神の高揚を図ること
4. 機関紙の発行による広報・啓発活動
毎月1日に機関紙「明るいニュース」を発行

沿革

日本善行会は、設立以来、様々な変遷を経て現在に至ります。

1937年（昭和12年）5月7日: 初代理事長・伊藤辰男により設立
1939年（昭和14年）4月: 初代会長に公爵・一条実孝が就任
1949年（昭和24年）8月: 社団法人組織となる。東京都知事・安井誠一郎が会長に就任
1961年（昭和36年）8月: 東京都知事・東龍太郎が会長に就任
1965年（昭和40年）4月: 総理府所管となる。日本商工会議所会頭・足立正が会長に就任
1972年（昭和47年）10月: 日本赤十字社社長・東龍太郎が会長に再任
1973年（昭和48年）1月: 社団法人日本善行会と改称
1983年（昭和58年）7月: 日本赤十字社社長・林敬三が会長に就任
1990年（平成2年）7月: 東京都知事・鈴木俊一が会長に就任
2001年（平成13年）1月: 内閣府所管となる
2004年（平成16年）7月: 川村皓章が会長に就任
2012年（平成24年）11月: 藤田耕三が会長に就任
2014年（平成26年）4月1日: 一般社団法人日本善行会と改称
2018年（平成30年）3月20日: 勝野堅介が会長に就任

活動内容

設立当初から、日本善行会は様々な社会貢献活動を行ってきました。戦前には、善行青少年の表彰や実話集の発行、機関誌の発行、清掃美化活動などを行っていました。戦後間もない時期には、青少年の健全育成を目標に、無駄遣いをなくす運動やヒロポン追放運動などを行いました。1951年頃には、善行表彰の他に、無駄をなくす運動、清掃美化活動、蚊と蠅をなくす運動、花いっぱい運動、親切運動、感謝運動、自然と文化財を守る運動、愛の折鶴運動などを展開しました。

1967年（昭和42年）には、青少年健全育成活動を強化するために千葉県銚子市に青少年研修所を設置しましたが、1980年（昭和55年）に閉鎖されました。1976年（昭和51年）には、福祉増進活動を強化するために芸能奉仕グループを結成し、社会福祉施設等への慰問活動を始めました。1998年（平成10年）には、この芸能奉仕グループを「善行芸能・福祉奉仕団」として正式な機関に位置づけました。

2001年（平成13年）には、21世紀に入ったのを機に、善行表彰を通常表彰と特別表彰に改めて実施しました。

関連情報

関連項目: 表彰、表彰記章、善行章
外部リンク: 一般社団法人 日本善行会

日本善行会は、長年にわたり社会の善意を育み、社会貢献活動を推進する重要な役割を果たしています。その活動は多岐にわたり、社会の福祉向上に大きく貢献しています。

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