日本専門店会連盟

協同組合連合会日本専門店会連盟（日専連）について

協同組合連合会日本専門店会連盟（れんごうかいにほんせんもんてんかいれんめい）は、事業協同組合を会員とする協同組合連合会の一つであり、通称「協同組合日専連」（きょうどうくみあいにっせんれん、NISSENREN）として知られています。

歴史と組織

1952年に法人として設立されましたが、その前身は1936年に結成された「全日本専門店會聯盟」に遡ります。組織は、北海道・東北・首都圏・中央・西日本の各地区連合会に分かれ、その下に地区連合支部、さらに各地の協同組合組織である専門店会（単会）が置かれるという構造になっています。この地場商店の結びつきから日専連単会へと発展する構造が特徴です。

地域差と現状

総合スーパーや量販店の進出が遅れていた地域では、商店街に一定の影響力があったことから、1990年代前半までに多くの単会が発足しました。しかし、首都圏や近畿地方では単会が郊外都市などに限定的に存在しているため、地域によってその馴染み深さに差があります。

主な事業内容

日専連の主な事業としては、会員商店間の連携を強化する活動が挙げられます。また、一定の業容がある単会では、株式会社日専連と提携し、「NISSENREN」ブランドの国際クレジットカード事業を展開しています。株式会社日専連では、JCBとDCブランドの開放カードを発行しています。一部の単会では、NISSENRENギフトカードの発行や旅行代理店業務も行っています。

課題と今後の展望

しかし、商店街・商店会の衰退や、NISSENRENカードのグレーゾーン金利でのキャッシング収益に依存していた単会では、収益が悪化し、法的整理により事業継続を断念するケースや、クレジットカード部門から撤退する団体も出てきています。これらの課題に対し、日専連は新たな事業モデルを模索し、地域経済の活性化に貢献していく必要に迫られています。

その他の事業内容

各種セミナー開催、指導事業
調査研究・情報収集提供

ロゴマークについて

現在のロゴマークは、円を中心に「N」を縁取ったデザインと「NISSENREN」の文字で構成されています。以前は、円をモチーフにしたマークの中に「専」の文字を入れた○専（まるせん）マークが使用されていました。

会員構成（2020年5月時点）

正組合：38会
賛助会：15社

会員一覧

北海道地方連合会
東北地区連合会
東京専門店会協同組合連合会
中部地方連合会
西日本地区連合会

主な賛助会員

株式会社日専連紋別 （北海道紋別市）
株式会社日専連オホーツク網走 （北海道網走市）
株式会社日専連ニックコーポレーション （北海道北見市）
株式会社日専連旭川 （北海道旭川市）
株式会社日専連釧路 （北海道釧路市）
株式会社日専連ジェミス （北海道帯広市）
株式会社ニッセンレンエスコート （北海道札幌市中央区）
株式会社日専連パシフィック （北海道苫小牧市）
株式会社日専連ホールディングス （青森県青森市）
株式会社日専連パートナーズ （岩手県盛岡市）
株式会社日専連ライフサービス （宮城県仙台市青葉区）
株式会社日専連アクア （神奈川県川崎市川崎区）
株式会社日専連静岡 （静岡県静岡市葵区）
株式会社日専連ソニック （静岡県沼津市）
株式会社日専連ベネフル （福岡県北九州市小倉北区）
シティックスカード株式会社 （福岡県福岡市中央区）
株式会社日専連ファイナンス （熊本県熊本市中央区）

関連情報

関連項目:
日専連
生活協同組合
事業協同組合
商工会議所
外部リンク:
* 協同組合連合会日本専門店会連盟

日専連は、地域経済の発展に貢献してきた重要な組織であり、その活動は多岐にわたります。しかし、社会情勢の変化に伴い、新たな課題にも直面しています。今後の日専連がどのような変革を遂げていくのか注目されます。

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