日本補助犬協会

公益財団法人日本補助犬協会について

公益財団法人日本補助犬協会は、身体に障害を持つ人々をサポートする補助犬（盲導犬、介助犬、聴導犬）の育成、訓練、認定、そして無償貸与を主な事業とする公益法人です。この協会は、社会福祉の増進と青少年の自立支援を目的として活動しています。

協会の歴史

2002年6月、日本補助犬センターとして活動を開始しました。その後、同年11月には日本補助犬協会へと名称を変更し、2003年7月に特定非営利活動法人として新たなスタートを切りました。

2008年5月には、日本サムスン株式会社との提携により、若者の自立支援と聴導犬の育成を強化する「あすなろ学校」を開校しました。2009年4月には一般財団法人となり、2010年4月には内閣総理大臣の認定を受け、公益財団法人へと移行しました。

2010年には、盲導犬、介助犬、聴導犬の3種類の補助犬を育成・認定できる日本初の団体となりました。2011年3月には東日本大震災の復興支援活動を実施し、延べ90人を派遣しました。

2012年10月には、身体障害者補助犬法10周年を記念して、第1回『もっと知って”補助犬キャンペーン”』を開催し、このイベントは現在も毎年開催されています。2014年には、法務省の「少年院における動物（犬）介在事業の取り組み」として、少年院で「補助犬授業」を実施しました。同年には『補助犬ガイド士』養成・認定講座も開始しています。

2015年には横浜市動物愛護センター委員としての活動を開始し、2016年には2020東京オリパラ大会での補助犬受入体制確立に向けた活動を始めました。また、ユニバーサルデザイン2020関係省等連絡協議会心のバリアフリー分科会委員としても活動しています。2018年からは引退犬の支援も開始し、2021年には東京オリンピック・パラリンピックに向けた共生社会の実現への貢献が評価され、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から感謝状が贈られました。

主な事業内容

日本補助犬協会の主な事業は以下の通りです。

補助犬の育成、訓練、認定: 視覚、聴覚、肢体不自由な方々の生活をサポートする補助犬を育成し、訓練を行い、認定します。
補助犬の購入並びに繁殖、関連事項調査: 補助犬の育成に必要な犬の購入や繁殖を行い、関連する事項を調査します。
補助犬育成のための募金活動の促進: 補助犬育成に必要な資金を募るための活動を促進します。
補助犬の無償貸与並びに被貸与者に対する飼育方法、使用方法等の相談、情報提供: 補助犬を必要とする方々に無償で貸与し、飼育方法や使用方法に関する相談や情報提供を行います。
地域、団体、学校、行政等との交流促進、広報活動の推進: 地域社会や各種団体、学校、行政機関との連携を深め、補助犬に関する理解を広めるための広報活動を行います。
補助犬を通した自立支援: 補助犬の活用を通じて、障害を持つ方々の自立を支援します。

関連情報

身体障害者補助犬: 身体障害者の生活をサポートする補助犬に関する情報です。
身体障害者補助犬法: 補助犬に関する法律です。
盲導犬: 視覚障害者をサポートする犬です。
介助犬: 肢体不自由者をサポートする犬です。
聴導犬: 聴覚障害者をサポートする犬です。

外部リンク

公益財団法人日本補助犬協会: https://www.hojoken.or.jp/
日本補助犬協会 [Facebook]]: [https://www.facebook.com/hojoken
日本補助犬協会 [Instagram]]: [https://www.instagram.com/hojyoken/

日本補助犬協会は、補助犬を通じて障害を持つ人々がより自立した生活を送れるよう、日々活動を続けています。

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