日比野駅 (愛知県愛西市)

日比野駅（ひびのえき）

日比野駅は、愛知県愛西市柚木町東田面にある名古屋鉄道（名鉄）尾西線の駅です。駅番号はTB08。尾西線に所属していますが、津島線として案内されることもあります。駅名は、駅の設置に尽力した日比野紋左衛門に由来します。

歴史

日比野駅は、日比野安全肥料株式会社の本社工場への便宜を図るために開業しました。興味深いことに、社主である日比野紋左衛門は、かつて鉄道建設反対派のリーダーでしたが、開通後は一転して駅設置のための用地を積極的に提供するなど、誘致に尽力しました。

1907年（明治40年）12月19日：開業。
1964年（昭和39年）7月1日：津島駅高架化事業に伴い、旧津島駅側線の代替として貨物側線が増設。
1983年（昭和58年）5月31日：貨物営業が廃止。
2005年（平成17年）7月14日：無人化。トランパスおよび駅集中管理システムが導入。
2011年（平成23年）2月11日：manacaの利用が開始。
2012年（平成24年）2月29日：トランパスの利用が終了。

駅構造

日比野駅は、島式1面2線ホームを持つ地上駅です。ホームの両側には留置線があります。ホーム幅は比較的狭く、有効長は6両編成相当です。そのため、8両編成の列車は後部2両を締め切って運行されます。駅集中管理システムが導入された無人駅であり、須ヶ口駅が管理駅となっています。ただし、信号取り扱いを常時行っているため、信号業務専門の運転要員が配属されています。

駅舎とホームは、弥富側にある構内踏切で連絡しています。改札口付近には、自動券売機（継続manaca定期乗車券および新規通勤manaca定期乗車券の購入も可能ですが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られます）や自動精算機（ICカードのチャージなども可能）が設置されています。また、ホームには近接して簡易型列車案内装置が2台設置されています。


1番線は、しばしば回送列車が折り返しに使用するほか、夜間には停泊車両も見られます。2番線からも津島方向に折り返すことが可能で、早朝には回送列車が2番線で折り返しを行います。かつては3番線側にも留置線がありましたが、現在は本線との線路が分断され、分岐器も撤去されています。

利用状況

『名鉄120年：近20年のあゆみ』によると、2013年度の1日平均乗降人員は3,674人であり、名鉄全駅（275駅）中117位、尾西線（22駅）中5位でした。

『名古屋鉄道百年史』によると、1992年度の1日平均乗降人員は3,114人であり、当時の名鉄全駅（342駅、岐阜市内線均一運賃区間内各駅を除く）中135位、尾西線（23駅）中6位でした。

『愛知統計年鑑』によると、2010年度の1日平均乗車人員は1,728人でした。

愛西市の統計や移動等円滑化取組報告書によると、各年度の1日平均乗降人員は以下の通りです。

駅周辺

日比野駅の周辺には、以下の施設があります。

愛知県立津島高等学校
オークワ愛西プラザ店
* DCM愛西店

隣の駅

名古屋鉄道（名鉄）

TB 尾西線（津島線）

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佐屋駅（TB09） - 日比野駅（TB08） - 津島駅（TB07）

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