佐屋駅

佐屋駅（さやえき）

佐屋駅は、愛知県愛西市須依町佐原にある名古屋鉄道（名鉄）尾西線の駅です。駅番号はTB09。愛西市の代表駅としての役割を担っています。尾西線に所属していますが、津島線として案内されることもあります。駅名は、合併前の佐屋町に由来します。

歴史

佐屋駅は1898年（明治31年）に尾西鉄道によって開設されました。以下に主な歴史をまとめます。

1898年（明治31年）4月3日：尾西鉄道が弥富駅 - 津島駅間を開業。佐屋駅も同時に開業。
1923年（大正12年）11月28日：弥富駅 - 津島駅間が電化。
1925年（大正14年）8月1日：尾西鉄道が名古屋鉄道（初代）に事業譲渡。名鉄尾西線所属となる。
1952年（昭和27年）12月14日：尾西線の電圧を1500Vに昇圧。津島線の列車が乗り入れ開始。
1959年（昭和34年）9月26日：伊勢湾台風により弥富駅 - 津島駅間が不通となるも、同年11月23日に復旧。
1967年（昭和42年）12月17日：佐屋駅 - 津島駅間が複線化。
1971年（昭和46年）3月21日：新駅舎が完成。
1992年（平成4年）11月24日：ダイヤ改正により、日中に特急列車が乗り入れ。
2005年（平成17年）7月14日：トランパス導入。
2008年（平成20年）12月27日：特急列車の乗り入れが復活。
2011年（平成23年）2月11日：ICカードmanaca導入。
2012年（平成24年）2月29日：トランパス供用終了。
2024年（令和6年）6月29日：終日無人化。

駅構造

佐屋駅は、島式ホームと単式ホームを組み合わせた2面3線の地上駅です。2024年6月29日以降は駅集中管理システムが導入され、無人駅（管理駅：須ヶ口駅）となっています。それ以前は有人駅として窓口が営業していました。

改札口は3番線ホームの弥富寄りに1箇所設置されています。自動券売機や自動精算機（ICカードチャージ可能）が設置されており、1・2番線ホームへは構内踏切を渡ってアクセスします。1番線は弥富方面に車止めがあり、津島駅からの回送列車も発着します。ホームの長さは1番線が8両対応、2・3番線が6両対応です。無人化されるまでは、ホームに列車案内は設置されていませんでした。

津島線から弥富方面へ向かう列車は普通列車のみで、1時間に2本程度の運行頻度です。弥富駅までは単線区間であり、列車交換設備がないため、1列車のみが入線可能です。

利用状況

2013年度の1日平均乗降人員は4,020人で、名鉄全駅中106位、尾西線内では4位でした。1992年度は4,555人で、名鉄全駅中102位、尾西線内3位でした。2010年度の1日平均乗車人員は1,898人です。尾西線内では一宮駅、津島駅、奥町駅に次いで4番目に利用者が多い駅ですが、名古屋駅までの所要時間が長いため、名鉄全体で見ると利用者は多くありません。

名古屋駅へは、津島線経由よりも弥富駅から近鉄やJRに乗り換える方が所要時間が短い場合があります。また、三重県方面へは名古屋駅経由よりも弥富駅で乗り換える方が便利です。

駅周辺

佐屋駅周辺には以下の施設があります。

愛西市役所
愛西市立佐屋中学校
愛西市立佐屋小学校
愛西市中央図書館
ヨシヅヤ佐屋店
西条八幡社
佐屋代官所跡（佐屋街道跡）
水鶏塚（くいなづか）
国営木曽三川公園

隣の駅

名古屋鉄道（名鉄）

TB 尾西線（津島線）
■特急・■急行・■準急：佐屋駅（TB09） - 日比野駅（TB08）
* ■普通：五ノ三駅（TB10） - 佐屋駅（TB09） - 日比野駅（TB08）

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