日見

長崎市日見地区について

長崎市日見地区は、長崎市東部に位置し、橘湾に面した地域です。旧西彼杵郡に属し、かつては日見村として独立した自治体でした。1955年に長崎市に編入合併され、現在に至ります。日見地区は、長崎市の中心部から日見峠を越えた場所にあり、隣接する東長崎地区とのつながりが深く、市民の間では両地区を合わせて「東長崎」と認識されることも少なくありません。2014年3月末時点での日見地区の人口は8,030人です。

歴史

日見地区は、1955年に長崎市に編入されるまで、日見村として独自の歴史を刻んできました。村の沿革については、関連する項目を参照してください。長崎市編入後、1956年末までは旧村の6つの名をそのまま使用していましたが、1957年1月1日には町名が新たに設置されました。

町名

現在の日見地区は、以下の町名で構成されています。

網場町（あば）：漁業が盛んな地域で、長崎総合科学大学やその附属高校があります。近年は住宅地としての開発も進んでいます。
春日町（かすが）：海沿いに位置しますが、長崎市の中心部からは離れており、人口は少なめです。県道34号が町内を縦断しています。
界1丁目・2丁目（さかい）：住宅地として整備されており、1丁目は23街区、2丁目は24街区に分かれています。日見支所、小学校、中学校などの公共施設が集まっています。
潮見町（しおみ）：春日町と同様に海沿いにありますが、中心部から離れています。県道34号が通り、茂木地区へのアクセスがあります。
宿町（しゅく）：日見地区の中心部として古くから栄えており、商業施設や住宅が密集しています。長崎ペンギン水族館や長崎河川国道事務所などがあります。また、かつて長崎街道の宿場町があったことからこの地名が付けられました。
芒塚町（すすきづか）：谷あいの地形ですが、交通の便が良く、住宅が増加傾向にあります。農業も行われています。国道34号の日見バイパスの起点であり、長崎自動車道長崎芒塚インターチェンジも近くにあります。

交通

鉄道・バス
長崎県交通局（長崎県営バス）が運行しています。
道路
長崎自動車道（長崎芒塚インターチェンジ）
国道34号
長崎県道34号野母崎宿線
長崎県道116号長崎芒塚インター線
長崎街道

施設

公共施設
長崎市役所日見支所
長崎河川国道事務所
教育機関
長崎市立日見中学校
長崎市立日見小学校
長崎総合科学大学
長崎総合科学大学附属高等学校
商業施設
FOODS PEOPLE日見店
エレナ日見店
ザ・ダイソー日見店
金融機関等
十八親和銀行日見支店
十八親和銀行日見中央支店
日見郵便局
医療機関
日見中央病院

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203
長崎市ホームページ『住民基本台帳に基づく町別人口・世帯数（各月末）』http://www.city.nagasaki.lg.jp/syokai/750000/752000/p023436.html

日見地区は、歴史と自然が調和した魅力的な地域です。長崎市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

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