旧海軍省 (サンクトペテルブルク)

旧海軍省は、ロシアのサンクトペテルブルク、アドミラルティスキー地区に位置する歴史的建造物です。かつてロシア海軍省の本部として機能し、現在はロシア海軍総司令部が置かれています。

概要

1806年から1823年にかけて、アンドレヤン・ザハーロフの設計によって建設されました。幅400メートルにも及ぶ壮大なファサードが特徴で、その威容は見る者を圧倒します。建物の頂上にそびえる細い塔には、帆船を模した独特な金の風見鶏が設置されており、サンクトペテルブルクの象徴的な景観を形作っています。

立地

旧海軍省は、サンクトペテルブルクの中心部に位置し、周囲には数々の名所旧跡が点在しています。北側はネヴァ川に面し、東側にはエルミタージュ美術館、南側にはアレクサンドロフスキー公園が広がります。西側にはエカテリーナ2世の騎馬像「青銅の騎士」があり、歴史と文化の薫り高いエリアです。また、旧海軍省から始まるネフスキー大通りは、サンクトペテルブルクのメインストリートとして知られ、多くの観光客で賑わいます。

世界遺産

旧海軍省は、「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」の構成要素の一つとして、ユネスコの世界遺産に登録されています。その歴史的、文化的価値は国際的にも高く評価されています。

関連事項

ダッチ・アドミラルティ（オランダ海軍省）
英国海軍本部
アメリカの海軍省
日本の旧海軍省

旧海軍省は、サンクトペテルブルクの歴史と文化を語る上で欠かせない存在であり、訪れる人々に深い感銘を与え続けています。

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