早真之介

早 真之介（はや しんのすけ）について

滋賀県甲賀市出身の早真之介は、2002年9月11日に生まれた元プロ野球選手です。外野手として、左投左打のスタイルでプレーしていました。彼は福岡ソフトバンクホークスにて育成選手としてのキャリアを築きました。

プロ入り前の経歴

早は甲賀市立伴谷東小学校に通い、そこで「伴谷少年野球」に参加し、軟式野球を始めました。その後、甲賀市立城山中学校では「滋賀野洲ボーイズ」に加入し、さらなる経験を積んでいきました。高校は京都市東山区の京都国際高等学校に進学し、1年生の夏には早速左翼手としてスタメンに名を連ねました。2年生の夏、彼は第101回全国高等学校野球選手権京都大会にて決勝に進出し、試合では1安打1打点を記録しましたが、立命館宇治高等学校に惜しくも敗れました。その後、コロナウイルスの影響により、3年生の夏に予定されていた第102回全国高等学校野球選手権大会は中止となり、甲子園出場の夢はかなわず、代替の夏季京都府高等学校野球大会で3回戦で敗退となりました。

2020年10月26日のプロ野球ドラフト会議で、早は福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト4位に指名されました。11月19日に支度金300万円、年俸400万円で契約し、12月10日に入団発表を行いました。彼の背番号は125でした。

ソフトバンク時代

プロ入り後の早のキャリアは波乱に満ちていました。2021年はウエスタン・リーグでの出場はなく、2022年にやっと1試合出場し、打率は.500を記録しました。しかしながら、2023年もウエスタン・リーグに出場することはなく、主に三軍でプレーしていました。

2023年10月28日、韓国遠征から帰ってきた直後に戦力外通告を受け、彼のプロ野球選手としてのキャリアは終焉を迎えました。その後、11月15日に行われた12球団合同トライアウトに参加しましたが、シート打撃で受けた死球が原因で肉離れを起こし、結果的に現在の身体状況では続行が難しくなりました。オファーはなかったものの、彼はNPBでの再挑戦を希望していましたが、結局現役引退を決断しました。

現役引退後の進路

早は引退後、警察官の採用試験を受ける意向を示しています。彼は幼い頃から警察官に憧れており、戦力外通告を受けた際に球団から渡された資料に警察官の文字を見つけ、更に興味を抱いたとのことです。

選手としての特徴

早は高校時代に通算29本塁打を記録し、走攻守が揃った中距離打者としての評価を受けています。左投げの能力を活かし、広角に打つプレースタイルが特徴です。また、同級生にはオリックス・バファローズに入団した釣寿生がいるなど、周囲に優秀な選手を持つ環境に恵まれていました。

選手生活においては一軍公式戦には出場していなかったものの、若い頃からの活躍が期待されていました。彼は背番号125をつけ、登場曲にはBLACKPINKの「Lovesick Girls」と山猿の「君の太陽」を選んでいました。

総じて、早真之介は短いプロ野球人生でしたが、将来への希望を持ちながら新しい道を目指そうとしている選手の一人です。

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