旭町一丁目停留場

旭町一丁目停留場について

旭町一丁目停留場（あさひまちいっちょうめていりゅうじょう）は、高知県高知市の旭町一丁目に位置するとさでん交通伊野線の路面電車の停留所です。この停留場は1906年に開業し、以来、地域の交通インフラの一部として重要な役割を果たしています。

歴史

この停留場の起源は1906年10月9日で、当初は中須賀停留場（なかすかていりゅうじょう）と呼ばれていました。これは伊野線の乗出 - 鏡川橋間の開通に伴って設置されたものです。停留場の名称は、1938年2月1日に旭町一丁目停留場に改称されました。

その後も数回の変革を経て、1975年には上町五丁目に折り返し用の渡り線が移設されるなど、交通の利便性を向上させる改良が行われました。さらに、2011年には国道の拡張に伴い、乗り場が交差点先に移転し、バリアフリー化や電車接近表示機の設置が行われました。2014年には土佐電気鉄道が高知県交通・土佐電ドリームサービスと経営統合し、とさでん交通に生まれ変わり、現在の形となっています。

停留場の構造

旭町一丁目停留場は伊野線の併用軌道区間に位置しており、ホームは道路上に設置されています。2面のホームがあり、道路を挟むように配置され、各方向への電車の運行が行われています。東行きのホームははりまや橋方面に向かい、西行きのホームは伊野方面に向かっています。ただし、両ホームは交差点を挟んで位置がずれているため、利用者は注意が必要です。1975年までは停留場行きの系統も存在しました。

周辺環境

停留場の西側に位置する国道33号は、太平洋戦争中の空襲を免れたため、現在も道幅が狭く、乗用車は軌道敷内での通行が許可されています。2010年には上町五丁目交差点から停留場付近までの拡張工事が完了し、道幅の拡張が実施されました。これにより、交通の流れが改善され、利用者にとってさらに利便性が向上しました。

隣接する停留場

旭町一丁目停留場の隣には、上町五丁目停留場と旭駅前通停留場があります。また、かつて1967年までは旭駅前通停留場との間に旭町二丁目停留場も存在していました。このように、地域の公共交通システムの中で旭町一丁目停留場は欠かせない存在となっています。

まとめ

旭町一丁目停留場は、高知市における重要な路面電車の停留所であり、長い歴史とともに地域の交通網に寄与してきました。今後もその役割は続き、多くの人々に利用されていくことでしょう。

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