明治大学大学院理工学研究科・理工学部

明治大学 理工学部・大学院理工学研究科

明治大学の理工学部および大学院理工学研究科は、神奈川県川崎市にある生田キャンパスに主要な拠点を置いています。その起源は古く、1944年に設立された東京明治工業専門学校にさかのぼります。終戦後の1949年、新制大学として再出発した際に、法学部や商学部などと共に、現在の理工学部の礎となる工学部が設置されました。

その後、工学部は教育内容の拡充を経て、1989年に情報科学、数学、物理学の３学科を加えて「理工学部」へと改組されました。これに伴い、工学部としての学生募集は停止され、今日に至る理工学部の体制が確立されました。

教育・研究体制

理工学部は現在、電気電子生命学科、機械工学科、機械情報工学科、建築学科、応用科学科、情報科学科、数学科、物理学科という８つの学科を擁しています。学部教育と大学院理工学研究科での研究活動は、「I-MAST」と呼ばれる一体的な教育・研究システムのもとで緊密に連携しており、学生は多様な学習・研究機会を得ることができます。学部卒業生のうち、およそ３割が大学院へ進学しています。

学部と大学院の連携はカリキュラムにも反映されており、大学４年次で卒業研究や卒業設計に取り組む際に、大学院生と共に研究を進めたり、大学院で開講されている科目を先行して履修したりすることも可能です。

さらに、学生が自ら課題を見つけ、それを解決していく能力を養うことを目的とした「プロジェクト実習」という集中的な科目も特徴です。これは、複数の学科から集まった学生が少人数のチームを組み、実験やものづくりを通じてプロジェクトを推進する実践的な学びの場です。学生が中心となってアイデアを出し合い、プロジェクトを進めていきます。

また、明治大学理工学部の機械工学科と建築学科は、日本技術者教育認定機構（JABEE）の認定を受けており、国際的にも通用する技術者教育の質が保証されています。

沿革の概略

明治大学自体の創設は1881年に岸本辰雄らによって設立された明治法律学校に始まります。理工学部に関連する主な歴史は以下の通りです。

1944年：東京明治工業専門学校を開設。
1949年：新制明治大学として認可され、工学部を設置。
1952年：大学院工学研究科修士課程を設置。
1954年：大学院工学研究科博士課程を設置。
1965年：工学部・工学研究科が生田キャンパスへ移転完了。
1989年：情報科学・数学・物理学の３学科を加え、理工学部へ改組。
1993年：大学院理工学研究科を設置。
その後、学科・専攻の名称変更や再編を経て現在に至る。

組織構成

理工学部

電気電子生命学科
機械工学科
機械情報工学科
建築学科
応用化学科
情報科学科
数学科
物理学科

大学院理工学研究科（博士前期課程・博士後期課程）

電子工学専攻
機械工学専攻
建築・都市学専攻
応用化学専攻
情報科学専攻
数学専攻
物理学専攻

所在地・交通アクセス

生田キャンパス

〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1

小田急小田原線「生田駅」南口より徒歩約７分
* 小田急小田原線「向ヶ丘遊園駅」北口バスターミナルより、小田急バス向13系統「明治大学正門」行きに乗車し、終点下車（所要時間約16分）

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