星の駅

星の駅：摩耶山の天空に輝くオアシス

神戸の摩耶山山頂に位置する「星の駅」は、摩耶ロープウェーの終着駅として、多くの観光客を魅了する人気のスポットです。眼下には神戸の街並みが広がり、特に夜景は日本三大夜景に数えられるほどの絶景を誇ります。

施設概要：眺望と快適さを両立

星の駅は、単なるロープウェイの駅舎にとどまりません。2階にはレストラン「MAYA★TERRACE」が併設されており、食事を楽しみながら雄大なパノラマを堪能できます。また、駅舎内にはトイレや郵便ポストも設置され、観光客の利便性を高めています。

アクセスと周辺環境：絶景と自然が融合

星の駅に到着すると、すぐ目の前に広がるのが有名な展望広場「掬星台」です。昼間は神戸市街や大阪湾を一望し、夜は満天の星と煌く街の夜景のコントラストが織りなす、息を呑むような絶景を堪能できます。

駅周辺には、自然豊かな摩耶山や摩耶自然観察園、歴史ある忉利天上寺などが点在しており、散策やハイキングにも最適です。また、摩耶山送信所も近くにあります。

駅へのアクセスは、摩耶ロープウェーを利用します。麓の「虹の駅」から山頂の星の駅まで、快適な空中散歩が楽しめます。さらに、六甲摩耶スカイシャトルバスや阪急バス六甲線が運行しており、周辺への移動も便利です。

夜の演出：摩耶★きらきら小径

星の駅の大きな魅力の一つに、夜間の幻想的な演出があります。駅前に広がる遊歩道「摩耶★きらきら小径」は、蓄光石で舗装されており、夜になると星座を模した青色の光が浮かび上がります。この蓄光石は「マヤストーン」として、星の駅で販売もされています。昼間の景色とは異なる、ロマンチックな雰囲気を味わえます。

歴史：半世紀以上の歴史を刻む

星の駅の歴史は古く、1955年に「奥摩耶ロープウェイ」の「摩耶山上駅」として開業しました。その後、神戸市交通局から神戸市都市整備公社（現・神戸住環境整備公社）、そして現在のこうべ未来都市機構へと経営が移り変わってきました。1995年の阪神・淡路大震災による運休を経て、2001年に現在の駅名に改称され、運行を再開しました。長い歴史の中で、数々の出来事を経て、現在も摩耶山を代表する観光名所として多くの人々を迎え入れています。

駅舎：島式ホームの構造

駅舎の構造は島式ホーム1面2線となっています。乗降客の動線を考慮した設計となっており、スムーズな乗降をサポートしています。

まとめ：摩耶山の魅力を凝縮した駅

星の駅は、絶景、自然、歴史、そして幻想的な夜の演出と、摩耶山の魅力を凝縮したスポットです。神戸を訪れた際には、ぜひ足を運んで、忘れられない思い出を作ってください。かつてはホテル「オテル・ド・摩耶」も存在していましたが、2021年3月末で営業を終了しています。

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