こうべ未来都市機構

株式会社こうべ未来都市機構：神戸のニュータウンを支える企業

株式会社こうべ未来都市機構は、神戸市の発展に大きく貢献する企業です。神戸市が出資する第三セクターとして、須磨区と西区のニュータウンにおいて、商業施設の開発、管理、運営を主な事業としています。その歴史は古く、1977年の設立以来、神戸の街並みに深く関わってきました。

企業の歴史と事業の変遷

当初は「株式会社神戸ニュータウン開発センター」として設立され、ニュータウン開発の中核を担っていました。2012年には財団法人神戸市開発管理事業団と経営統合し、「株式会社OMこうべ」に社名変更。その後、2013年には海上アクセス株式会社を吸収合併し、海運事業にも進出しました。2022年には現在の社名である「株式会社こうべ未来都市機構」へと改称し、2023年には神戸住環境整備公社から摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー（まやビューライン）、六甲有馬ロープウェー、北神戸ゴルフ場といったレジャー施設の運営も引き継ぎ、事業領域を拡大しました。

主要商業施設：地域住民の生活を支える拠点

同社が運営する商業施設は、神戸市営地下鉄西神・山手線沿線に立地し、地域住民にとって欠かせない生活拠点となっています。それぞれの施設は、地元に密着したスーパーマーケット（ダイエー、コープこうべなど）をはじめ、多様な専門店で構成され、生活に必要な物資の調達から、娯楽まで幅広いニーズに対応しています。

以下、西区の商業施設を西から順に紹介します。

プレンティ（西神中央駅）: 西神中央駅前に位置する大規模商業施設。イオンフードスタイルをはじめ、専門店、スポーツ施設など多様なテナントが入居。かつては映画館も存在していました。広大な敷地面積と駐車場を誇ります。
セリオ（西神南駅）: 西神南駅前に位置する商業施設。コープこうべ西神南店など、生活に密着した店舗が中心です。
キャンパススクエア（学園都市駅）: 学園都市駅前に位置する商業施設。ダイエー神戸学園店などが入居。

須磨区の商業施設は以下です。

須磨パティオ（名谷駅）: 同社の本社が置かれる名谷駅前の商業施設。ダイエー名谷店、大丸須磨店など、大型店舗も入居しています。スポーツクラブも併設されています。
* リファーレ横尾（妙法寺駅）: 妙法寺駅前に位置する商業施設。コープこうべ横尾店などが入居。

これらの商業施設は、単なるショッピングセンターではなく、地域社会に貢献する重要な拠点として機能しています。

未来への展望

株式会社こうべ未来都市機構は、今後も神戸市の発展に貢献するため、商業施設の運営、交通事業、レジャー施設の運営を通じて、地域社会の活性化に尽力していくことが期待されます。2022年度からは、神戸交通振興が行っていた市営地下鉄駅ビル事業も引き継ぐ予定であり、その役割はますます大きくなっていくでしょう。 神戸の街の未来を担う重要な企業として、今後の動向に注目が集まります。

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