時と永遠 〜トキトワ〜
『時と永遠～トキトワ～』は、2012年にバンダイナムコゲームス（現バンダイナムコエンターテインメント）から発売されたPlayStation 3用ロールプレイングゲームです。開発はイメージエポックが担当しました。
本作は、イメージエポックとバンダイナムコゲームスの初の共同制作によるオリジナルRPGで、キャラクター原案はイラストレーターのVOFAN氏が手がけています。イメージエポックが推進するJRPGプロジェクトの一環として制作され、最大の特徴は、ゲーム内のキャラクター描画がすべて手描きアニメーションで表現されている点です。
このアニメーション表現は、イメージエポックの代表取締役である御影良衛氏の「ドット絵をPS3の画質でアニメ化すれば、テレビアニメと同じ動きが表現できる」という発想から生まれました。制作にはアニメーション制作会社サテライトが協力し、最終的な作画枚数は約2万枚にも及びます。
インターネットテレビ番組『バンダイナムコライブTV ゲームWednesday』では、本作の特集が組まれ、プロデューサーの広野啓氏、イメージエポック代表の御影良衛氏、主人公の声優を務める代永翼氏が出演しました。広野氏は本作のシリーズ化を希望していましたが、残念ながら開発元のイメージエポックが2016年に破産したため、実現には至りませんでした。
物語は、迫りくる悲劇を回避するという重い使命を抱えながらも、明るいギャグテイストで進行します。キャラクターの名前も職業や性格にちなんだコミカルなものが多く、たとえばウェディングプランナーのキャラクターは「ウェディ」という名前です。一方で、物語終盤には、二人のヒロインのうちどちらと結ばれるかという選択が迫られるシリアスな場面もあり、主人公の苦悩を際立たせています。
ゲームの評価は賛否両論でした。ファミ通のクロスレビューでは高評価を得てゴールド殿堂入りを果たした一方で、GameSpotのレビューでは低い評価を受けています。
発売から11年後の2023年には、SNSで本作のアートスタイルが再評価され、特に海外ユーザーから注目を集めました。しかし、ゲームシステムについては改善を求める声も上がりました。
本作の戦闘システムは、アクション要素を取り入れつつ、滑らかな手描きアニメーションで展開します。戦闘に参加するのは、トキとトワのどちらか片方の人格のみで、主人公はドレイクというドラゴンとして、特定の操作時にサポートを行います。武器や魔法には、トキとトワそれぞれに得意・不得意があります。トキとトワの人格の切り替えは、特定のイベントやアイテム使用時を除き、戦闘終了後のレベルアップでのみ可能です。そのため、特定のキャラクターでイベントを見たい場合は、戦闘を重ねて調整する必要があります。
主人公（ザック）: 声 - 代永翼
カムザ王国の騎士。18歳。トキとの結婚式で襲撃に遭い、瀕死の重傷を負いますが、トワの存在を受け入れる優しい性格です。襲撃の影響で人間の姿での戦闘はできず、ドレイクとしてトキとトワをサポートします。また、スケベな一面もあり、トキとトワの入浴を覗こうとすることもあります。
トキ / トワ: 声 - [花澤香菜] / [喜多村英梨]
16歳のカムザ王国の王女で、プレイヤーキャラクターです。幼少期の出来事をきっかけに、一つの体に二つの魂（人格）を持つ「デュアルソウル」となりました。二つの人格はお互いを尊重し、主人公にも好意的です。
トキ（髪の色：赤）
結婚式までは表に出ていることが多く、おしとやかな性格です。銃を武器に遠距離戦を得意とします。
トワ（髪の色：金）
結婚式の襲撃を機に表に出てきた人格。勝気で活発な性格で、ナイフを武器に接近戦を得意とします。
レージョ: 声 - ゆかな
トキの友人で大金持ちのお嬢様。トキとトワがデュアルソウルであることを知っています。
ウェディ: 声 - 能登麻美子
トキの友人で、ウェディングプランナー。心配性な性格です。
エンダ: 声 - 悠木碧
トキの学校の後輩で、天真爛漫な性格です。
マキモナ: 声 - 遠藤綾
トキに結婚式の襲撃を予言した占い師ですが、その占いはヤマ勘でした。
ドレイク: 声 - 代永翼
トキのペットのドラゴン。トキとトワが過去に遡った際に、主人公の魂と融合してしまい、ドレイク＝主人公となります。
ビコード: 声 - 杉田智和
アサシンギルド同好会の会長で、ケーキ職人。味は非常にまずいです。
メビウス: 声 - 植田佳奈
関西弁を話す謎の少女。主人公が殺される因果を作り出した元凶です。
「Rewind」
作詞・歌 - May J.|May_J. / 作曲 - Emyli/NA.ZU.NA.
相羽紀行によって『ジャンプSQ.19』にて全3話連載されました。
NECビッグローブのスマートフォン向けアプリ『嫁コレ』に参加し、撮り下ろしボイスが収録されています。
『時と永遠～トキトワ～コンプリートガイド』（エンターブレイン）
『時と永遠〜トキトワ〜 ジ・アンオフィシャル』（エンターブレイン）
* 『時と永遠〜トキトワ〜 オリジナルサウンドトラック』（スーパースィープ）
概要
本作は、イメージエポックとバンダイナムコゲームスの初の共同制作によるオリジナルRPGで、キャラクター原案はイラストレーターのVOFAN氏が手がけています。イメージエポックが推進するJRPGプロジェクトの一環として制作され、最大の特徴は、ゲーム内のキャラクター描画がすべて手描きアニメーションで表現されている点です。
このアニメーション表現は、イメージエポックの代表取締役である御影良衛氏の「ドット絵をPS3の画質でアニメ化すれば、テレビアニメと同じ動きが表現できる」という発想から生まれました。制作にはアニメーション制作会社サテライトが協力し、最終的な作画枚数は約2万枚にも及びます。
インターネットテレビ番組『バンダイナムコライブTV ゲームWednesday』では、本作の特集が組まれ、プロデューサーの広野啓氏、イメージエポック代表の御影良衛氏、主人公の声優を務める代永翼氏が出演しました。広野氏は本作のシリーズ化を希望していましたが、残念ながら開発元のイメージエポックが2016年に破産したため、実現には至りませんでした。
物語は、迫りくる悲劇を回避するという重い使命を抱えながらも、明るいギャグテイストで進行します。キャラクターの名前も職業や性格にちなんだコミカルなものが多く、たとえばウェディングプランナーのキャラクターは「ウェディ」という名前です。一方で、物語終盤には、二人のヒロインのうちどちらと結ばれるかという選択が迫られるシリアスな場面もあり、主人公の苦悩を際立たせています。
ゲームの評価は賛否両論でした。ファミ通のクロスレビューでは高評価を得てゴールド殿堂入りを果たした一方で、GameSpotのレビューでは低い評価を受けています。
発売から11年後の2023年には、SNSで本作のアートスタイルが再評価され、特に海外ユーザーから注目を集めました。しかし、ゲームシステムについては改善を求める声も上がりました。
システム
本作の戦闘システムは、アクション要素を取り入れつつ、滑らかな手描きアニメーションで展開します。戦闘に参加するのは、トキとトワのどちらか片方の人格のみで、主人公はドレイクというドラゴンとして、特定の操作時にサポートを行います。武器や魔法には、トキとトワそれぞれに得意・不得意があります。トキとトワの人格の切り替えは、特定のイベントやアイテム使用時を除き、戦闘終了後のレベルアップでのみ可能です。そのため、特定のキャラクターでイベントを見たい場合は、戦闘を重ねて調整する必要があります。
登場人物
主人公とメインヒロイン
主人公（ザック）: 声 - 代永翼
カムザ王国の騎士。18歳。トキとの結婚式で襲撃に遭い、瀕死の重傷を負いますが、トワの存在を受け入れる優しい性格です。襲撃の影響で人間の姿での戦闘はできず、ドレイクとしてトキとトワをサポートします。また、スケベな一面もあり、トキとトワの入浴を覗こうとすることもあります。
トキ / トワ: 声 - [花澤香菜] / [喜多村英梨]
16歳のカムザ王国の王女で、プレイヤーキャラクターです。幼少期の出来事をきっかけに、一つの体に二つの魂（人格）を持つ「デュアルソウル」となりました。二つの人格はお互いを尊重し、主人公にも好意的です。
トキ（髪の色：赤）
結婚式までは表に出ていることが多く、おしとやかな性格です。銃を武器に遠距離戦を得意とします。
トワ（髪の色：金）
結婚式の襲撃を機に表に出てきた人格。勝気で活発な性格で、ナイフを武器に接近戦を得意とします。
サブキャラクター
レージョ: 声 - ゆかな
トキの友人で大金持ちのお嬢様。トキとトワがデュアルソウルであることを知っています。
ウェディ: 声 - 能登麻美子
トキの友人で、ウェディングプランナー。心配性な性格です。
エンダ: 声 - 悠木碧
トキの学校の後輩で、天真爛漫な性格です。
マキモナ: 声 - 遠藤綾
トキに結婚式の襲撃を予言した占い師ですが、その占いはヤマ勘でした。
ドレイク: 声 - 代永翼
トキのペットのドラゴン。トキとトワが過去に遡った際に、主人公の魂と融合してしまい、ドレイク＝主人公となります。
ビコード: 声 - 杉田智和
アサシンギルド同好会の会長で、ケーキ職人。味は非常にまずいです。
メビウス: 声 - 植田佳奈
関西弁を話す謎の少女。主人公が殺される因果を作り出した元凶です。
主題歌
「Rewind」
作詞・歌 - May J.|May_J. / 作曲 - Emyli/NA.ZU.NA.
漫画
相羽紀行によって『ジャンプSQ.19』にて全3話連載されました。
アプリ
NECビッグローブのスマートフォン向けアプリ『嫁コレ』に参加し、撮り下ろしボイスが収録されています。
関連商品
『時と永遠～トキトワ～コンプリートガイド』（エンターブレイン）
『時と永遠〜トキトワ〜 ジ・アンオフィシャル』（エンターブレイン）
* 『時と永遠〜トキトワ〜 オリジナルサウンドトラック』（スーパースィープ）
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