最福寺 (鹿児島市)とは？意味をやさしく解説

鹿児島県 鹿児島市にある最福寺

最福寺は、鹿児島県鹿児島市平川町に位置する単立の寺院で、烏帽子山を山号としています。本尊は不動[[明王]]で、室町時代の創立と伝えられていますが、現在の最福寺は1988年に宗教法人として設立され、1989年に現在の住職である池口恵観氏によって事実上新設された寺院です。

特徴

本尊の不動[[明王]]立像は京仏師・田中文哉氏によって制作され、大仏殿には松本明慶氏作の全高18.5メートルの木造大弁才天像が安置されています。ただし、単立の最福寺の他に「最福寺」を名乗る寺院が存在し、池口氏が「法主」と名乗る場合は、高野山真言宗系の最福寺ではないことに注意が必要です。また、江の島大師も単立の寺院です。

池口恵観法主

池口恵観法主は、政界にも影響力を持つ人物として知られています。安倍晋三元総理の指南役を務めたほか、小泉純一郎元総理や二階俊博幹事長、竹中平蔵氏など、多くの有力政治家と親交があります。また、プロ野球選手の清原和博氏、金本知憲氏、新井貴浩氏、Jリーガー、作家の家田荘子氏など、スポーツ界や文化人にも多くの信奉者がいます。池口法主が高野山の最高位に上り詰めた際には、田原総一朗氏、櫻井よしこ氏、デヴィ夫人など、多くの著名人が祝電を送ったことでも知られています。貴乃花光司氏も、角界在籍時に池口法主に悩みを打ち明けていたとされています。池口法主は、日本青年社などの右翼団体での講演や、新右翼・一水会の機関紙への寄稿なども行っています。

北朝鮮との関係

池口法主は、以前より北朝鮮との親交が深く、度々北朝鮮を訪問し、「金日成主席観世音菩薩像」を同国に寄贈しています。これらの貢献により、北朝鮮から勲章を授与されています。また、朝鮮労働党や朝鮮総連の幹部とも親しい関係にあります。

朝鮮総連本部ビル買収騒動

2013年、最福寺は競売にかけられた在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）本部ビルを45億1900万円で落札しました。この背景には、池口法主が朝鮮労働党幹部からの要請を受け、総連本部が第三者に渡るのを防ぐ目的がありました。落札後、池口法主は総連に同ビルを貸与する意向を示しましたが、後に「基本的には出ていってもらおうと思っている」と発言しました。最福寺は入札時に5億円の保証金を供託しましたが、買収に必要な資金の調達に苦労し、最終的に融資が受けられず、5億3400万円の保証金が没収されました。池口法主は、融資が受けられなかった背景には「何らかの圧力があった」と主張しましたが、菅官房長官はこれを否定しています。その後、モンゴル系企業が総連本部ビルを落札しましたが、資金調達に失敗し、池口法主に融資を打診しましたが断られています。

所在地

単立の烏帽子山　最福寺：鹿児島県鹿児島市平川町4850
高野山真言宗の鹿児島高野山　最福寺：鹿児島県鹿児島市紫原2丁目35－13

交通アクセス

JR九州指宿枕崎線平川駅から車で10分
最福寺入口バス停

近隣情報

平川動物公園

最福寺 (鹿児島市)