月刊!検定パンチ

月刊!検定パンチ



『月刊!検定パンチ』(げっかんけんていぱんち)は、フジテレビ系列で2007年10月27日から2008年2月23日まで放送された、知識を試す「検定」を主題にしたバラエティ形式のクイズ番組です。この番組は、当時注目を集めていたご当地検定をはじめ、多岐にわたるジャンルの検定を取り上げ、面白く紹介することをコンセプトとしていました。

放送形式と期間



レギュラー放送は月に一度、毎月第4土曜日の13時30分から15時26分という午後の時間帯に設定されていました。レギュラーシリーズは全5回の放送となりました。これに加え、2007年12月22日にはゴールデンタイムでの特別番組『ふるさと検定スペシャル』が放送され、19時から20時54分までの枠で13.9%という比較的高い視聴率を獲得するなど、成功を収めました。

各回の内容



レギュラー放送および特番の主な放送日とその内容は以下の通りです。

2007年10月27日: 初回。検定エリアは「千葉県」でした。
2007年11月24日: 検定エリアは「愛知県」でした。
2007年12月22日: この日は午後に事前特番(14:30-16:00)を放送した後、夜にはゴールデン特番『ふるさと検定スペシャル』(19:00-20:54)が放送されました。
2008年1月12日: レギュラー枠とは異なる時間帯(16:04-17:30)で、『別冊!検定パンチinハワイ』が放送されました。
2008年2月23日: 最終回。検定エリアは「伊豆」でした。

出演者



この番組には、多くのタレントや専門家、アナウンサーが出演しました。

レギュラー放送
司会: おぎやはぎ関根麻里
スタジオゲスト: 山田五郎室井佑月デーブ・スペクター、TIMのレッド吉田山本梓金村義明など多岐にわたる分野からのゲストが登場しました。
ナレーション: 杉本るみ立木文彦

ゴールデン特番『ふるさと検定スペシャル』
司会: 片平なぎさおぎやはぎ小島奈津子
ゲスト: 渡辺正行南明奈、YOU、柳沢慎吾、千原ジュニア、和希沙也、北斗晶佐々木健介など豪華な顔ぶれでした。
VTRゲスト: 五木ひろし榊原郁恵、高田延彦、山村紅葉などが出演しました。
VTRリポーター: おぎやはぎビビる大木レッド吉田、そして当時フジテレビアナウンサーだった中村仁美生野陽子らが務めました。

主なコーナー



番組の中核をなす企画としては、以下のようなコーナーがありました。

ふるさと検定: 各地の名産や歴史、文化に関する知識を問う企画。
日本一検定: 日本各地の様々な「一番」に関する知識を問う企画。
検定ハンター: 特定の分野に特化した検定に挑戦する企画。

これらのコーナーを通して、視聴者は楽しみながら幅広い知識を得ることができました。

スタッフ



番組制作には多くの専門スタッフが携わりました。

企画: 八木祐子(フジテレビ編成部)
監修: 〆谷浩斗
構成: 金森直哉、コバヤシマナブ、岡田浩など複数の作家が担当しました。
技術・美術: 辻本豊(TP)、竹内弘佳・片平哲也(SW)、若林茂人(CAM)、上村正三(美術プロデューサー)、楠川浩之・竹中健(デザイン)など、各分野のプロフェッショナルが支えました。
編集・音効: 一瀬賢司(編集)、水野学(MA)、大田光則・福永真弓(音効)などが携わりました。
ディレクター: 丸林徳昭、水野英明、土屋ダイジ、柴田琢朗、山本結城、大岩タカユキ、大橋豪などが担当しました。
総合演出: 青山速己
* プロデューサー: 永盛健之

制作協力はD:COMPLEXが行い、制作著作はフジテレビ自身でした。

関連番組



本番組終了後、検定をテーマにしたコンセプトを引き継ぎ、レギュラー化された番組として『ザ・NIPPON検定』が放送されました。しかし、この後継番組では司会がおぎやはぎからみのもんたに変更されるという経緯がありました。おぎやはぎは後のラジオ番組などで、この変更について「大人の事情」であったことを示唆する形で言及しています。また、NHKの番組たまごで放送された『クイズ検定試験』も、検定を主題とするクイズ番組という点で関連が指摘されることがあります。

『月刊!検定パンチ』は短い放送期間ながら、検定というユニークな切り口で視聴者に知識とエンターテイメントを提供した意欲的な番組であり、特にゴールデン特番の成功は、その企画力の高さを証明するものと言えるでしょう。

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