有永政幸

有永政幸のボクシングキャリア

有永政幸（ありながまさゆき、1978年7月9日生まれ）は、福岡県福岡市出身の元プロボクサーであり、日本スーパーフライ級王者及びOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の肩書を持っています。彼のボクシングキャリアは波乱に富んでおり、多くの試合を通じて多くのファンに愛されました。

初期のキャリア

1999年1月17日、関ジムに所属しプロデビューを果たしました。この試合では、4ラウンドの判定で勝利を収め、ボクサーとしての第一歩を踏み出しました。しかし、その年の12月18日には坂田健史との全日本フライ級新人王決定戦で6ラウンド判定で惜敗し、初黒星を喫しました。

偉大な戦績への道

2000年10月10日、後楽園ホールにて元WBA世界ライトフライ級王者の山口圭司と対戦し、彼のプロキャリアにおいて重要な試合となりました。この試合で有永は下馬評を覆し、4ラウンドでのKO勝ちを収めました。この勝利は彼に自信を与え、さらなる成長へと繋がりました。

その後、2001年4月20日にはジェス・マーカとのOPBF東洋太平洋バンタム級王座に挑戦しますが、12ラウンド判定で敗戦しました。その辛い経験を経て、彼はこの数年間を通じて多くの試合をこなし、2003年には大橋ジムに移籍、その年に行われた日本スーパーフライ級王座決定戦でプロスパー松浦との対戦に臨みましたが、7ラウンドTKOで惜しくも敗北しました。

04年6月28日には、相澤国之との試合を引き分けに持ち込んだ後、山川亮を相手に判定勝ちを収め、日本スーパーフライ級王者川端賢樹に挑み、見事10ラウンド判定勝利で王座を獲得しました。しかし、後の初防衛戦では田中聖二に僅差の10ラウンド判定負けを喫し、王座を失いました。

新たな挑戦と戴冠

2005年3月26日、有永はOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王賢の持つ王座に挑み、12ラウンドで勝利を収めて新王者となりました。この試合は彼のキャリアの中でも重要なターニングポイントとなり、彼の名をさらなる高みへと押し上げました。2006年1月6日には、丸山大輔・チュワタナを相手に防衛試合を2度こなし、その後王座を返上しました。しかし、同年8月14日には菊井徹平との再度の対戦で10ラウンド判定で敗北し、返り咲くことは叶いませんでした。

引退とその後

引退となったのは2007年2月16日、中広大悟との試合での4ラウンドTKO負けがきっかけでした。有永の戦績は28戦21勝（10KO）6敗1分であり、彼のボクシング界での活躍は色々な形で記憶されています。有永政幸はそのキャリアを通じて、日本ボクシング界において重要な存在であり続けました。彼の功績は、多くのファンや後輩ボクサーたちに影響を与えました。

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