朝乃若樹

朝乃若 樹 (あさのわか いつき)

朝乃若 樹は1995年6月22日に新潟県佐渡市で生まれました。今日、彼は高砂部屋に所属し、現役の大相撲力士として活躍しています。彼の本名は寺沢 樹で、身長183.2cm、体重は133.4kg、血液型はA型です。最高位は2022年3月場所および7月場所での東十両4枚目です。

来歴

相撲に興味を持ったのは、祖父の勧めで訪れた佐渡相撲教室がきっかけでした。彼は佐渡市立金井小学校の2年生から相撲を始め、その後、中学校からは石川県で相撲留学をしました。金沢市立鳴和中学校では3年生の時に全国中学校相撲選手権大会で準優勝を成し遂げました。

高校時代は金沢市立工業高校で活動し、特に2年次には宇佐大会で団体優勝を果たし、3年次には国体で個人4位という結果を残しました。高校卒業後は、自身の実力を考慮しつつ、東洋大学へ進学。大学では、4年次には宇佐大会と金沢大会で優勝し、全国学生相撲選手権大会と全日本相撲選手権大会でも好成績を残しました。

大学3年の時には、高砂部屋の若松親方から勧誘され、卒業後に同部屋に入門しました。付出資格は持っていなかったため、前相撲からのデビューとなり、2018年3月場所で初土俵を踏みました。

初めての場所から順調に階段を上がっていく一方で、椎間板ヘルニアに苦しむ時期もありました。2019年1月場所では前相撲に出て再出世を果たし、その後は順調に番付を上げていきました。数々の実績を持ち、2021年11月には四股名を「朝乃若」に改名し、正式な十両昇進を果たしました。

2022年とその影響

2022年7月、初めての幕内の土俵で照強戦を戦い、勝利を収めたことで初めての懸賞金を得ることができました。これは、相撲への道を開いてくれた祖父への感謝だったといいます。

しかし、その後彼は新型コロナウイルスに感染し、体調不良により9月場所を休場。コロナウイルスの影響で後遺症が出たことにより、彼の地位が西幕下4枚目に低下することとなりました。

近年の活動

2023年には、土俵際で様々な奇策を使って現役最重量の出羽ノ城を撃破するなど、周囲の注目を集めました。2024年5月場所からは弓取りの役目も担うことになり、力士としての道をさらに広げています。

エピソード

2020年には高砂部屋の敷地内で稽古廻しが盗まれるという珍しい事件がありました。この中には、ペットのウサギの遺骨を入れたお守りが含まれており、失ったことにより非常に悲しい思いをしましたが、彼は気持ちを切り替え、翌9月場所では7戦全勝で幕下優勝を果たしました。

好きなお笑いタレントはジミー大西で、好物はミカンとのことです。

主な成績

• - 通算成績: 144勝117敗25休（38場所）
• - 各段優勝:

- 幕下優勝: 1回（2020年9月場所）
- 三段目優勝: 1回（2019年7月場所）
- 序ノ口優勝: 1回（2019年3月場所）

「朝乃若」は、彼の能力と努力の象徴とも言える名前であり、これからの活躍が期待されます。

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