朝日信用金庫

朝日信用金庫について

朝日信用金庫は、東京都台東区に本店を構え、千代田区東神田に本社を置く、地域に密着した大手信用金庫です。1923年に「有限責任信用組合都民金庫」として設立されて以来、東京都区部を中心に、千葉県西部や埼玉県三郷市に店舗網を展開しています。

概要

朝日信用金庫は、地域経済の発展を支える金融機関として、中小企業や個人のお客様への金融サービスを提供しています。東京商工リサーチの調査によると、都内企業の取引社数ベースで7位のシェアを誇ります（2023年）。

所属団体としては、全国信用金庫協会、東京都信用金庫協会、信金中央金庫、東京商工会議所に加盟しています。

歴史

朝日信用金庫は、その長い歴史の中で、幾度かの組織変更や合併を経て、現在の形に至っています。以下に主な沿革をまとめました。

1923年（大正12年）8月 - 有限責任信用組合都民金庫として発足。
1930年（昭和5年）2月 - 有限責任上野信用組合に名称変更。
1943年（昭和18年）8月 - 上野信用組合に組織変更。
1951年（昭和26年）10月 - 上野信用金庫に組織変更。
1968年（昭和43年）3月 - 庶民信用金庫と合併し、朝日信用金庫に名称変更。
1971年（昭和46年）7月 - オンラインシステムがスタート。
1984年（昭和59年）9月 - 外国為替公認銀行となる。
1996年（平成8年）3月 - 財団法人朝日中小企業経営情報センター設立。
2002年（平成14年）1月 - 江戸川信用金庫、共積信用金庫、文京信用金庫と合併。
2004年（平成16年）4月 - 「コラボ産学官」の設立支援。
2007年（平成19年）4月 - CSR経営を本格的にスタート。
2017年（平成29年）12月 - 「東京下町ネット支店」開設。
2018年（平成30年）
3月 - 谷根千エリア活性化のため民間都市開発推進機構とファンドを設立。
12月 - 災害時の帰宅困難者受け入れで台東区と協定。

主な活動

朝日信用金庫は、金融業務だけでなく、地域社会への貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

エコキャップ推進活動: ペットボトルのキャップを回収し、発展途上国の子どもたちにワクチンを贈る活動を2008年から実施。全店舗のATMコーナーに回収ボックスを設置し、2012年1月までに5000万個以上を回収しました。
AED設置: 全店舗のATMコーナーにAEDを設置し、地域住民の安全に貢献しています。
地域密着活動: コロナ禍において、浅草での活動がドキュメンタリー番組で放送されました（2021年2月）。
特殊詐欺防止: 2021年8月には、顧客の異変に気づいた職員が特殊詐欺を未然に防ぎ、警察から感謝状が贈呈されました。
国際貢献: ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ウクライナ避難民の女性を国際業務部に嘱託職員として採用しました。

関連会社

朝日信用金庫は、以下の関連会社を有しています。

朝日ビジネスサービス株式会社
朝日総合管財株式会社

不祥事

朝日信用金庫では、過去に以下の不祥事が発生しています。

2006年5月 - 顧客預金の横領などが多発し、関東財務局から業務改善命令を受けました。
2020年2月 - 足立支店の男性職員が顧客預金を着服し、懲戒解雇処分となりました。

脚注

[1] 朝日信用金庫公式サイト
[2] 東京商工リサーチのメインバンク調査

関連項目

日本の信用金庫一覧
協同組織[[金融機関]]
長野高一（元理事長）

外部リンク

朝日信用金庫公式サイト
朝日中小企業経営情報センター
コラボ産学官

朝日信用金庫は、地域社会と共に歩む信用金庫として、これからも地域経済の発展と住民の生活を支える活動を続けていきます。

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