朝日温海道路

朝日温海道路

朝日温海道路は、新潟県村上市川端の朝日まほろばICから山形県鶴岡市大岩川のあつみ温泉ICに至る、国道7号のバイパスとして整備された高規格幹線道路です。この道路は、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路として位置づけられ、総延長は約40.8kmに及びます。

概要

本道路は、日本海沿岸東北自動車道の一部を構成し、新潟県から山形県、秋田県を経由して青森県に至る総延長約322kmの広大なネットワークの一部を担っています。新潟県区間は国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所と羽越河川国道事務所が、山形県区間は東北地方整備局酒田河川国道事務所が事業を推進しています。

路線データ

起点：新潟県村上市川端（朝日まほろばIC）
終点：山形県鶴岡市大岩川（あつみ温泉IC）
延長：40.8km（新潟県区間34.1km、山形県区間6.7km）
構造規格：第1種第3級
標準幅員：13.5m（完成2車線）
土工部：13.5m
橋梁部・トンネル部：12.0m
設計速度：80km/h

歴史

朝日温海道路は、日本海沿岸地域を結ぶ重要な動脈として、地域経済の活性化と住民の利便性向上を目指して建設されました。以下に主な出来事をまとめます。

2011年（平成23年）3月27日：神林岩船港IC - 朝日まほろばIC間が開通。
2012年（平成24年）3月24日：あつみ温泉IC - 鶴岡JCT間が開通。
2012年（平成24年）：県境区間の計画段階時評価が完了。
2013年（平成25年）5月15日：遊佐象潟道路と共に事業化。
2015年（平成27年）12月：用地買収着手。
2017年（平成29年）9月：起工式。

路線状況

朝日温海道路は、多くのトンネルや橋梁を含む複雑な地形を通過します。以下に主要な構造物を示します（いずれも仮称）。

新潟県区間

塩野町川橋（延長23.2m）
大須戸川橋
1号トンネル（延長1,007m）
2号トンネル（延長2,587m）
3号トンネル（延長1,192m）
4号トンネル（延長1,185m）
大毎トンネル（延長約280m）
北中トンネル（延長約320m）
5号トンネル（延長1,712m）
6号トンネル（延長962m）
7号トンネル（延長888m）
8号トンネル（延長110m）
9号トンネル（延長332m）
碁石トンネル（延長約350m）
10号トンネル（延長約130m）
大川橋
11号トンネル（延長2,201m）
中ノ沢川橋
12号トンネル（延長286m）
13号トンネル（延長約850m）

山形県区間

鼠ヶ関川橋（延長120m）
鼠ヶ関トンネル（延長1,242m）
北前沢川橋（延長約20m）
早田トンネル（延長401m）
小岩川第1トンネル（延長682m）
出口沢川橋
小岩川第2トンネル（延長473m）
巌沢川橋（延長約20m）
大岩川トンネル（延長1,058m）

地理

朝日温海道路は、以下の自治体を通過します。

新潟県：村上市
* 山形県：鶴岡市

今後の展望

朝日温海道路の全線開通により、日本海沿岸地域の交通アクセスが大幅に向上し、観光や物流の発展に大きく寄与することが期待されます。今後の進捗に注目が集まっています。

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