木下彩 (ゴルファー)

木下彩（きのした あや）

1999年1月13日生まれ、山口県出身の女子プロゴルファー。身長159cm、体重54kg。長府製作所に所属し、ブリヂストンスポーツと用具契約、ルコックとウェア契約を結んでいます。山口フィナンシャルグループ、ネッツトヨタ山口、大田鋼管など複数の企業とスポンサー契約を締結しています。

プロフィール

小学校時代はバレーボールに打ち込んでいましたが、小学4年生の時に祖父に勧められたことがきっかけでゴルフを始めました。ジュニアゴルフ選手権で好成績を収めるなど、その才能は早くから開花。中学・高校時代はゴルフ部のある高川学園高等学校・中学校に進学し、全国大会にも出場するなど活躍しました。卒業後はアルバイトをしながらプロテスト合格を目指し、2018年に2回目の挑戦で日本女子プロゴルフ協会（LPGA）の最終プロテストに合格。LPGA90期生としてプロの道を歩み始めました。同期には渋野日向子、河本結、原英莉花、大里桃子、稲見萌寧など、いわゆる「黄金世代」と呼ばれる選手たちが名を連ねます。

2019年9月には、ステップ・アップ・ツアーの「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」でプロ初優勝を飾りました。この大会では、同ツアーの9ホール最小ストロークタイ記録、1ラウンド最多バーディー記録（11バーディー）を達成しています。2020年シーズンは、新型コロナウイルスの影響で試合が中止になる中でも、ニトリレディスゴルフトーナメントでレギュラーツアー初の予選通過を果たしました。2021年のファイナルQTで好成績を残し、2022年シーズン前半はレギュラーツアーに参戦。2023年7月には全米女子オープン（ペブルビーチGL）に初出場し、13位という好成績を収め、この一戦で生涯獲得賞金を大きく上回る約2390万円の賞金を獲得しました。2024年9月には山陽新聞レディースカップ（ステップアップツアー）で優勝し、54H最少ストローク、18H最少ストローク、1R最多バーディー12など、ステップレコードを更新しました。

プレースタイルと人物像

得意なショットは8番アイアンとドライバー。一方で、パターはやや苦手としていますが、高校時代にパターが打てなくなったスランプを、握り方を工夫することで克服したというエピソードがあります。小さい頃は人見知りでおとなしい性格でしたが、現在は明るくよく話す性格になったと言われています。目標とする選手はテレサ・ルー。童顔であるため、ゴルフ場や練習場で中学生に間違えられることもあるそうです。

同期で出身地も近い渋野日向子とは、中学生からの友人で非常に仲が良いことで知られています。風貌も渋野に似ており、特に渋野が2019年の全英女子オープンで優勝してからは、渋野に間違われることが多くなったとのことです。

ツアー先では体調管理のため、炊飯器を持参してご飯を炊いています。動物好きで、猫や犬を飼育しているそうです。2020年4月に出演したゴルフサバイバルでは、天真爛漫なキャラクターから「感覚派野生児」という愛称が付けられました。好きな食べ物はラーメンで、ツアー先でもラーメン店を探して食べに行くほどのラーメン好きです。

主な戦歴

プロ

2024年9月：山陽新聞レディースカップ（ステップアップツアー）優勝
2023年7月：全米女子オープン（ペブルビーチGL）13位
2022年4月：フジサンケイレディスクラシック（川奈ホテルゴルフコース）2ndRound 63（-8）のトーナメントコースレコードタイ記録
2019年9月：中国新聞ちゅーピーレディースカップ（ステップアップツアー）優勝
2019年4月：Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament（ステップアップツアー）2位

アマチュア

2012年：山口県ジュニアゴルフ選手権（女子満12歳～14歳の部）優勝
2011年：山口県女子ゴルフ大会（秋季）優勝
2010年：山口県ジュニアゴルフ選手権競技（女子12歳未満の部）優勝

メディア出演

テレビ番組

原田伸郎のめざせパーゴルフⅢ（サンテレビ） - 2019年10月放送、2021年1月放送
ゴルフサバイバル（BS日テレ） - 2020年4月の陣
女子ゴルフペアマッチ選手権（BS朝日） - シーズン3
田中秀道のビッグステップゴルフ（スカイA） - 2021年放送
Turf&Trip（テレビ新広島） - シーズン3

関連情報

ゴルファー一覧
山口県出身の人物一覧

外部リンク

木下彩 (ゴルファー)（日本女子プロゴルフ協会のプロフィール）
日本ゴルフ協会 プロフィール
木下彩 (@aya__golf) - X（旧Twitter）
* 木下彩 (@aya__golf) - Instagram

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