木村恵二

木村恵二について

木村恵二（きむら けいじ、1965年8月30日生まれ）は、大阪府守口市出身の元プロ野球選手で、ポジションは投手です。右投右打の木村選手は、主に福岡ダイエーホークスと埼玉西武ライオンズで活躍しました。

小中学校時代

彼の野球キャリアは、守口リトルと守口シニアで始まりました。柏原高校に進学した彼は、3年次の夏の大阪府大会でベスト8に進出し、将来を期待される存在へと成長します。

大学時代

近畿大学に進学後、木村選手は同学年にオリックスで後に活躍する山内嘉弘や小松領平がいる環境で控え投手として過ごします。大学2年目には明治神宮大会で救援登板し、ピッチャーとしての手ごたえを感じますが、松田博明監督からは厳しい評価を受けることもありました。大学卒業後、日本生命に入社し、体の使い方やフォームの修正に取り組むことで実力を向上させていきます。

社会人野球からプロ入りへ

日本生命時代に地道な努力でドラフト候補に名を連ねるようになり、1990年のプロ野球ドラフトで福岡ダイエーホークスから1位指名を受け、晴れてプロ入りを果たします。入団後は都市対抗野球と日本選手権でのチームの優勝に貢献し、自身も大会の優秀選手に選出されました。

プロ野球キャリア

1991年4月13日に平和台球場での西武ライオンズ戦で公式戦初登板を果たし、主砲・清原和博から4打席連続三振を奪う素晴らしいデビューを見せます。1992年にはオリックスの鈴木一朗（後のイチロー）からプロ初安打を打たれるなど、経験を積んでいきます。

1994年からは中継ぎ投手としての役割を担い、怪我で離脱したボビー・シグペンの後を継ぎ、抑えにも挑戦します。しかし、序盤は好調もその後の続く不振に悩まされ、抑えの座を新人に明け渡すなど、試行錯誤の中でキャリアを重ねます。

1998年にダイエーから戦力外通告を受けた後には、西武ライオンズに移籍し、1999年には37試合に登板しました。このシーズン、西武所属ながらもダイエーがリーグ優勝を果たした際も、彼はその一員として戦っています。2000年には再び戦力外通告を受け、現役を引退しました。

引退後の生活

引退後は福岡市に店舗を構え飲食店を経営していましたが、後に閉店。その後は、九州総合スポーツカレッジやNPO法人ホークスジュニアアカデミーにてコーチとして若い選手たちの指導に携わっています。彼の経験が次代の選手育成に生かされています。

記録と成績

木村恵二の選手としての記録は次の通りです：

• - 初登板：1991年4月11日 対近鉄バファローズ
• - 初奪三振：1991年4月13日 対西武ライオンズ
• - 初先発：1991年4月19日 対日本ハムファイターズ
• - 初完投勝利：1991年5月11日 対近鉄バファローズ
• - 初完封勝利：1992年6月21日 対千葉ロッテマリーンズ
• - 初セーブ：1992年9月2日 対千葉ロッテマリーンズ。このように数々の功績を残し、プロ野球界に足跡を残しました。

もう一度検索