木次駅

木次駅（きすきえき）は、島根県雲南市木次町里方に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）木次線の駅です。駅の愛称は、神話に登場する怪物「八岐大蛇」（やまたのおろち）にちなんでいます。

歴史

木次駅は、1916年（大正5年）10月11日に簸上鉄道の終着駅として開業しました。その後、1932年（昭和7年）12月18日に鉄道省木次線が出雲三成駅から当駅まで延伸し、乗り入れを開始しました。1934年（昭和9年）8月1日に簸上鉄道が国有化され、木次線に編入されたことで、国鉄単独の駅となりました。同年8月15日には、省営自動車里熊線（木次駅 - 三刀屋）の運輸営業が開始されました。

1982年（昭和57年）11月7日には貨物取扱が廃止され、1985年（昭和60年）3月14日には荷物扱いも廃止されました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となっています。1991年（平成3年）3月17日にはみどりの窓口の営業が開始されましたが、2023年（令和5年）3月10日に営業を終了し、翌3月11日にはみどりの券売機プラスが導入されました。

駅構造

木次駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。1番のりば側に駅舎があり、両ホームは備後落合寄りにある構内踏切で連絡しています。木次線の途中駅の中で唯一、JR西日本が運営する直営駅であり、みどりの券売機プラスが設置されています。駅構内には、木次線を管轄する木次鉄道部事務所があります。

のりば

のりばは駅舎側から以下の通りです。

1番のりば：木次線　出雲横田・備後落合方面
2番のりば：木次線　宍道方面

利用状況

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

2018年度：168人
2019年度：159人
2020年度：129人
2021年度：121人
2022年度：123人

かつて1994年度は225人、1984年度は323人でした。

駅周辺

木次駅周辺には、以下の施設があります。

木次郵便局
雲南市観光協会
ショッピングセンターマルシェリーズ
斐伊川堤防桜並木

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

木次線
観光列車「あめつち」停車駅
■普通
* 南大東駅 - 木次駅 - 日登駅

木次駅は、地域の交通拠点として、また観光の玄関口として、重要な役割を果たしています。

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