木緒なち

木緒なち：多才なクリエイターの軌跡

木緒なち（きお なち）氏は、大阪府出身、福岡県育ちのマルチな才能を持つクリエイターです。ゲームシナリオライター、ライトノベル作家、小説家としての活動に加え、アート[[ディレクター]]、グラフィック[[デザイナー]]としての顔も持ち、近年はバーチャルYouTuberとしても活躍しています。その多彩な才能と精力的な活動は、多くのファンを魅了しています。

グラフィック[[デザイン]]からクリエイターへの道

大阪芸術大学映像学科卒業後、デザイン事務所勤務を経て26歳で独立。フリーランスデザイナーとして、多くのゲーム制作に携わってきました。高校時代、部活動のポスター制作で評価された経験が、グラフィック[[デザイン]]への道を拓いたと言えるでしょう。

その後、ゲーム『ぱすてるキッチン』のアナザーストーリー執筆をきっかけに、ゲームシナリオライターとしてのキャリアもスタートさせます。代表作の一つである『らずべりー』ではシナリオの約半分を担当し、クリエイターとしての地位を確立していきました。同作品では「木緒なち with 企画屋」名義でのクレジットとなっていますが、企画屋への所属はなかったそうです。

ねこねこソフト、コットンソフトでの活躍

ねこねこソフトでは、『ラムネ』や『麻雀』などのゲームデザインを担当。2005年1月9日には正式な社員となり、ディレクター、デザイナー、シナリオライターなど、多様な役割を担いました。ねこねこソフト活動休止後は、旧スタッフらとコットンソフトを設立するなど、クリエイター集団の中核として活躍し続けています。

丸戸史明氏へのリスペクトとシナリオ執筆

シナリオライター・丸戸史明氏へのリスペクトを公言しており、その影響は『フォセット - Cafe au Le Ciel Bleu -』へのシナリオ提供にも表れています。自身のウェブサイトでもその想いを以前から発信し続けていることは、注目に値します。

同人活動から商業活動へ

大学時代には同人誌『半端マニア』を制作。その後、同人ブランド「半端マニアソフト」を立ち上げ、ディレクターとして活動しました。シナリオライターの渡辺僚一氏とは『半端マニア』時代からの知り合いで、『はるまで、くるる。』では、シナリオライターの降板を受けて渡辺氏を起用するなど、人脈を生かした活動も展開しています。現在はサークル「コロリメイジ」で、デザイン関連の本や自身の著作に関する個人本を制作しています。

デザインユニットKOMEWORKSの設立と多様な活動

蒼樹うめ氏の『ひだまりスケッチ』の装丁やロゴデザインを担当したことをきっかけに、芳文社や一迅社など幅広い出版社で活動を開始。その後、デザインユニット「KOMEWORKS」を設立し、本格的にデザイン活動を再開しました。『神様はじめました』や『ご注文はうさぎですか？』などのアニメ作品でもロゴデザインを担当するなど、その活動は多岐に渡っています。

バーチャルYouTuberとしての活動

2019年2月17日には、バ美肉バーチャルYouTuber「葉山みど」として活動を開始。当初はボイスチェンジャーを使用していましたが、因幡はねる氏からのアドバイスを受けて現在は地声で配信を行うなど、活動の幅を広げ続けています。

多数の作品に携わる

ゲームシナリオでは『らずべりー』、『フォセット』、『グリザイアシリーズ』など、数多くの作品で重要な役割を担っています。小説では、『妹は僕に手を出すなっ！』、『16:00の召喚魔法』、『ぼくたちのリメイク』など、ライトノベルから一般小説まで幅広いジャンルの作品を発表。自ら装丁デザインも担当している作品もあります。また、『ぼくたちのリメイク』はアニメ化もされ、原作・シリーズ構成として関わっています。

まとめ

木緒なち氏は、ゲームシナリオ、小説、デザイン、バーチャルYouTuber活動など、多岐にわたる分野で活躍する稀有な存在です。その高いクリエイティブ性と旺盛な創作意欲は、これからも多くの作品を生み出し、多くの人々を魅了し続けることでしょう。2024年5月4日には、ゲームメーカー「メシードソフトウェア」を設立し、新たな挑戦を続けています。

もう一度検索