本名駅

本名駅（ほんなえき）について

本名駅は、福島県大沼郡金山町の本名字上通に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）只見線の駅です。只見川の美しい自然に囲まれた場所にあり、ひっそりとした佇まいが魅力です。

歴史

本名駅は、只見線が会津川口駅から只見駅まで延伸した際に、当初は設置されませんでした。電源開発の専用線を利用して1963年（昭和38年）に開通しましたが、その2年後の1965年（昭和40年）2月1日に、会津越川駅、会津大塩駅、会津塩沢駅と共に開業しました。

1965年（昭和40年）2月1日：開業。当初から無人駅で、旅客のみを取り扱っていました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。
2011年（平成23年）7月30日：新潟福島豪雨により、只見線が甚大な被害を受け、本名駅も営業休止となりました。
2011年（平成23年）8月26日：会津宮下 - 本名駅 - 会津大塩間でバスによる代行輸送が開始されました。
2011年（平成23年）11月1日：会津川口 - 本名駅 - 只見間でバス代行輸送が開始され、長期間にわたる不通区間が生じました。
2022年（令和4年）10月1日：只見線の全線運転再開に伴い、本名駅も営業を再開し、バス代行輸送は終了しました。

駅構造

本名駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。線路の南東側に短いホームが設けられたシンプルな構造で、ホームの長さは車両1両分しかありません。そのため、2両以上の編成の列車では、進行方向前側の車両からのみ乗降が可能です（ドアカット）。

会津若松駅が管理する無人駅で、駅舎はありませんが、ホームに小さな待合室が設置されています。

利用状況

福島県統計年鑑によると、2000年度から2004年度の1日平均乗車人員は以下の通りでした。

（具体的な数値は省略）

駅周辺

本名駅周辺には、豊かな自然が広がっています。

只見川: 駅のすぐそばを流れる只見川は、美しい景観を作り出しています。
本名ダム: 只見川に建設された本名ダムは、重厚な姿を見せています。
第六只見川橋梁: 只見線の名所である第六只見川橋梁も近くにあります。
日出山: 駅から見える日出山は、ハイキングコースとしても人気です。
湯倉温泉・橋立温泉: 周辺には、湯倉温泉や橋立温泉などの温泉地もあります。
国道252号: 駅前を通る国道252号は、只見川に沿って走る風光明媚な道路です。
* 本名簡易郵便局: 地域の生活を支える本名簡易郵便局があります。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■只見線

会津川口駅 - 本名駅 - 会津越川駅

本名駅は、只見線の風情を感じられる、のどかな無人駅です。只見川の景色を眺めながら、列車を待つのも良いでしょう。ぜひ一度、訪れてみてください。

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