本多忠奝

本多忠奝（ほんだ ただひろ）は、宝暦5年（1755年）に伊勢神戸藩の第2代藩主であった本多忠永の次男として生まれました。その後、明和3年（1766年）に従兄にあたる第3代藩主、本多忠興が亡くなったことを受け、その養子として家督を継承し、第4代藩主となりました。本多家は神戸藩において5代にわたり藩主を輩出しています。

藩主として政務を執る傍ら、忠奝は江戸城の門番を歴任し、幕府における役職も務めました。また、日光祭祀奉行代にも任じられるなど、その能力を高く評価されていたことが伺えます。

享和3年（1803年）1月22日、忠奝は江戸において49歳で生涯を閉じました。跡目は、本多忠薫の四男である本多忠升を養子に迎え、家督を譲っています。

系譜

実父: 本多忠永
養父: 本多忠興

正室、継室

正室: 酒井忠恭の娘
継室: 土井利里の養女 ― 土井利剛の娘

養子

* 本多忠升 ― 本多忠薫の四男

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