本郷村 (長野県東筑摩郡)

本郷村（ほんごうむら）

本郷村は、長野県の中西部に位置していた村です。1974年5月1日に松本市に編入され、その歴史に幕を閉じました。

歴史

本郷村は、その成立以前に複雑な変遷をたどっています。

1875年（明治8年）1月23日：筑摩県筑摩郡の横田村、大村、水汲村、岡田町村、伊深村、三才山村、洞村、惣社村、原村、稲倉村、松岡村、下岡田村、浅間村が合併し、岡本村が誕生しました。
1876年（明治9年）8月21日：岡本村は長野県の所属となりました。
1879年（明治12年）1月4日：郡区町村編制法の施行により、東筑摩郡に所属が変更されました。
1882年（明治15年）2月24日：岡本村が分割され、横田村、大村、水汲村、岡田町村、伊深村、三才山村、洞村、惣社村、原村、稲倉村、松岡村、下岡田村、浅間村の各村に戻りました。なお、岡田町村、伊深村、松岡村、下岡田村は後に岡田村の一部となりました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、浅間村、大村、水汲村、原村、洞村、稲倉村、三才山村、横田村、惣社村の区域をもって、本郷村が発足しました。
1974年（昭和49年）5月1日：松本市に編入され、本郷村は廃止されました。

行政

本郷村の行政を担った主な人物は以下の通りです。

初代公選村長（1947年）：小岩井源一（詩人「高橋玄一郎」としても知られています。）
廃止時の村長：三浦忠夫（1963年3月3日就任）

教育

本郷村には、以下の教育機関が存在していました。

本郷村立本郷小学校
組合立女鳥羽中学校

観光地

本郷村には、以下の観光地がありました。

浅間温泉
美鈴湖

脚注

本郷村は、その歴史の中で幾多の変遷を経て、現在の松本市の一部となりました。この地の歴史は、地域の文化や風土を形成する上で重要な役割を果たしており、今もなおその名残を留めています。

関連項目

* 長野県の廃止市町村一覧

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