本門法華宗

本門法華宗

本門法華宗は、鎌倉時代に活躍した日蓮を宗祖とし、室町時代に活躍した日隆を派祖とする、日蓮門下の一派です。

宗祖と派祖

宗祖：日蓮
派祖：日隆

大本山

卯木山妙蓮寺（京都府）

歴史

本門法華宗の歴史は、13世紀末に日像が京都に妙法蓮華寺を建立したことに始まります。その後、14世紀末には日慶によって妙法蓮華寺が再建され、妙蓮寺と改称されました。この妙蓮寺が、本門法華宗の歴史において重要な役割を果たします。

明治時代に入ると、1872年（明治5年）に政府による一宗一管長制の導入により、日隆門流は日蓮門下の諸門流と連合することになりました。しかし、1874年（明治7年）には勝劣派に属し、さらに1876年（明治9年）には管長設置に伴い、八品派を公称し、勝劣派は解体しました。

その後、1898年（明治31年）に八品派は本門法華宗と改称しました。しかし、第二次世界大戦中の1941年（昭和16年）には、宗教団体法によって本門法華宗、本妙法華宗、法華宗が合同し、法華宗と公称することになりました。戦後の1951年（昭和26年）には、旧本門法華宗久遠派の妙蓮寺とその末寺が法華宗から独立し、再び本門法華宗と公称するに至りました。

このように、本門法華宗は幾度かの変遷を経て、現在に至っています。

関連事項

法華宗本門流
法華宗真門流
法華宗陣門流
本門佛立宗
今田耕司（生魂の実家が本門法華宗の寺院）

本門法華宗は、日蓮の教えを基盤としつつ、日隆によって発展した独自の教義と歴史を持っています。現代においても、その教えは多くの人々に受け継がれています。

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