札幌市立山鼻小学校

札幌市立山鼻小学校

札幌市立山鼻小学校は、北海道札幌市中央区南14条西10丁目に位置する公立小学校です。1878年に開校した、札幌市内でもっとも歴史のある小学校の一つとして知られています。

概要

山鼻小学校は、「共に生きる豊かな心を育てる（徳）」「明朗で健康な心身を育てる（体）」「自主的に学ぶ力を育てる（知）」「創造的な知性を育てる（知）」を教育目標に掲げています。

校木であるモミジは、1915年に当時の保護者会会長が京都の嵐山から苗木を取り寄せ、学校に寄贈したことに由来します。このモミジは、山鼻小学校のシンボルとして、長く地域の人々に親しまれています。また、研究大会や発表会なども積極的に行っており、教育の質の向上にも力を入れています。

課外活動も盛んで、ミニバスケットボール部は全国大会への出場経験があります。

沿革

1877年（明治10年）7月15日 - 校舎が落成し、仮授業を開始。
1878年（明治11年）4月18日 - 山鼻学校として開校式を挙行。この日を開校記念日と定める。当時の修業年限は上等4年、下等4年。
1881年（明治14年）9月1日 - 明治天皇が本校に行幸。
1883年（明治16年） - 初等科3年、中等科3年に改組し、年限を変更。
1887年（明治20年）4月1日 - 山鼻簡易小学校となる（修業年限3年）。
1890年（明治23年）2月7日 - 校舎が焼失。
1890年（明治23年）10月1日 - 山鼻尋常小学校となる（修業年限4年）。
1892年（明治25年）7月1日 - 新校舎が落成。
1901年（明治34年）3月10日 - 高等科（修業年限2年）を設置し、山鼻尋常高等小学校となる。
1905年（明治38年）4月1日 - 高等科の修業年限を4年に延長。
1907年（明治40年）4月18日 - 校歌を制定。
1909年（明治42年）4月1日 - 修業年限が尋常科6年、高等科2年となる。
1912年（大正元年）8月5日 - 校歌を改訂（作詞：石森和男、作曲：玉川瓶也）。
1915年（大正4年）11月10日 - 校旗を作製。
1928年（昭和3年）10月18日 - 開校50周年記念式典を挙行。
1931年（昭和6年）3月19日 - 高等科を廃止し、山鼻尋常小学校と改称。
1932年（昭和7年）3月15日 - 校歌の旋律を改訂（作曲：津田甫）。
1941年（昭和16年）4月1日 - 山鼻国民学校と改称。
1947年（昭和22年）4月1日 - 札幌市立山鼻小学校と改称。
1948年（昭和23年）12月1日 - 現在の校章を制定。
1951年（昭和26年）2月8日 - 完全給食を実施。
1957年（昭和32年）8月6日 - 第8回全国学校図書館研究大会会場校となる。
1978年（昭和53年）10月18日 - 開校100周年記念式典を挙行。
1983年（昭和58年） - “愛の鐘”を設置。
1984年（昭和59年）12月 - PTA文部大臣表彰記念講演会、祝賀会を開催。
1985年（昭和60年）10月 - モニュメント「語らい」完成除幕式を行う。
1989年 - ソニー教育論文優良校に選定。
1993年（平成5年）7月 - プールを新設。
1994年（平成6年）10月 - 郷土資料室完成。
1998年（平成10年） - 第42回全国特別活動研究大会会場となる。
1999年（平成11年） - コンピューター室が完成。
1999年 - 環境教育に関して財団法人グリーンクロスジャパンより表彰を受ける。

所在地

札幌市中央区南14条西10丁目1番地

主な卒業生

板垣武四 - 元札幌市長
桂信雄 - 元札幌市長
五十嵐豊一 - 棋士
黒田雅子 - 子爵黒田和志の二女でエチオピア皇太子元婚約者
砂田毅樹 - プロ野球選手（中日ドラゴンズ）

参考文献

札幌市立山鼻小学校 編『山鼻小学校開校100周年記念誌 やまはな』札幌市立山鼻小学校、1979年。
山崎長吉『札幌教育史 上巻』第一法規出版、1986年。
札幌市教育委員会 編『札幌の小学校』さっぽろ文庫46，1988年。
札幌市立山鼻小学校『令和2年度 学校要覧』札幌市立山鼻小学校、2020年。

関連項目

北海道小学校一覧
* お声掛かりの柏（かつて学校前に存在し、切り株が校内に保存・展示されている）

外部リンク

札幌市立山鼻小学校

もう一度検索