李俊植

李俊植 (イ・ジュンシク)の生涯と功績

李俊植（イ・ジュンシク、이준식）は、1900年2月に平安南道順川市で誕生しました。彼は日本統治時代の朝鮮において、独立運動家および後に韓国の軍人として重要な役割を果たしました。李俊植の本貫は遂安李氏であり、彼の号は火崗（화강）です。また、彼は太極武功勲章を受賞した功績があります。

李俊植はソウルの徽文中学校を卒業後、1919年に発生した三・一運動をきっかけに中国へ渡り、大韓民国臨時政府に参加しました。その後、1921年に雲南陸軍講武堂を卒業し、満州の独立軍において様々な指導的ポジションを務めました。彼は正義府軍事委員長や朝鮮革命党軍事委員長、さらには朝鮮革命軍総司令としても活動しましたが、共産主義者の動きに懸念を抱き、広東へと向かいました。

1930年には上海に移り、中国軍で活動しました。1934年6月には金徹や朴昌世らとともに韓国軍人会を組織しました。さらに1938年には、日中戦争により広東に避難してきた臨時政府の要人を支援しました。 1939年には中国軍を退役し、臨時政府に再び参加したのです。特に彼は臨時議政院の中国領代表として活躍しました。

1940年に光復軍が創設されると、李俊植は総司令部の参謀や第1支隊長として任命され、山西省大同で工作活動に従事しました。1941年には徴募第1分所の主任委員、さらに1943年には総司令部の高級参謀に就任しました。最終的には、1945年には総司令部参謀処第1科科長の職に就いていました。

1948年、李俊植は韓国陸軍に特任入隊し、軍番12445番で任大領となりました。翌年の1949年1月には第7旅団長に就任し、その後は准将に昇進しました。 1950年6月には陸軍士官学校校長を務めていましたが、朝鮮戦争が勃発すると、彼は7月5日に首都師団長に任命されました。しかし、この職は急遽金錫源に引き継がれたため、李は第3師団長に転任しました。第3師団は東海岸の防御を任され、アメリカ軍の支援を受けながらも、実際には第23連隊のみに人員が限られていました。

しかし、戦闘中、彼の指揮所が攻撃を受けたため、責任を問われ、8月8日に更迭されました。その後も李俊植は陸軍の各職を歴任し、特に陸軍本部作戦参謀副長や国防部第1局長などの重要な役割を担いました。1952年には少将に昇進、次いで1953年8月には陸軍本部の行政参謀副長をつとめました。

1954年以降も彼は陸軍教育総監や第1訓練所所長として活動し、1959年には予備役に編入されました。1963年には建国勲章独立章を受与し、長年にわたる国のための貢献が評価されました。

2015年9月には、大韓民国国家報勲処から「今月の独立運動家」に選定され、彼の業績が再評価される機会となりました。李俊植の人生は、独立を求める戦いと国軍の形成に尽力した偉大な歴史を刻むものでした。

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