李志賢

李志賢（イ・ジヒョン、이지현、1992年9月30日 - ）は、韓国を代表する囲碁棋士の一人です。大邱市出身で、幼少の頃から囲碁に親しみ、張秀英道場にてその才能を開花させました。韓国棋院に所属し、九段の段位を持つ実力者として知られています。

プロ入りと初期の活躍

2003年、大韓生命杯子供国手戦で優勝を果たし、その才能を早くから示しました。2004年には韓国棋院の院生となり、プロ棋士を目指して研鑽を積みます。2009年には、アマチュアながらBCカード杯世界囲碁選手権に出場し、ベスト32に進出。アマチュアとして異例の活躍を見せました。2010年にプロ初段となり、プロ棋士としてのキャリアをスタートさせました。

若手棋士としての成長

プロ入り後も着実に実力を伸ばし、2011年には二段に昇段。バッカス杯天元戦でベスト4に進出するなど、若手棋士として頭角を現しました。2012年には三段に昇段、名人戦でベスト8に進出。2013年には四段へと昇段を重ねます。2014年にはLet's Run PARK杯オープントーナメントでベスト4に入るなど、数々の棋戦で上位進出を果たすようになりました。

中堅棋士としての飛躍

2015年に五段に昇段、LG杯ベスト16、国手戦ベスト4、LetsRunPark杯ベスト4と、国内外の棋戦で安定した成績を残しました。2016年には六段に昇段。2018年には七段に昇段し、竜星戦ベスト4、そして国手山脈国内プロトーナメント戦で優勝を果たし、九段へ昇段しました。2019年には、囲碁TV杯マスターズベスト4、真貯蓄銀行杯プロ・アマオープン戦ベスト4に進出しています。

マキシムコーヒー杯優勝と国際戦での活躍

2020年には、マキシムコーヒー杯入神連勝最強戦の決勝三番勝負で、強豪の申旻埈を2-1で破り、見事優勝を果たしました。また、国際戦においても、LG杯世界棋王戦でベスト16に進出するなど、世界を舞台に活躍しています。

韓国囲碁リーグと中国リーグへの参戦

李志賢は、2011年から韓国囲碁リーグに参戦し、複数のチームで活躍しています。2014年から2018年までは、中国乙級リーグにも出場し、国際的な経験を積みました。韓国棋士ランキングでは、2011年に17位、2013年には10位、2019年には9位を記録するなど、常に上位にランクインしています。

タイトル歴とその他の棋歴

タイトル歴
国手山脈国内プロトーナメント戦（2018年）
マキシムコーヒー杯入神連勝最強戦（2020年）

その他の主な棋歴
LG杯世界棋王戦 ベスト16（2015年）
招商地産杯中韓囲棋団体対抗戦
2012年 0-1（×彭立尭）
2014年 0-2（×唐韋星、×羋昱廷）
おかげ杯国際新鋭対抗戦 優勝（2015、18、19年）、準優勝（2016年）
IMSA世界マスターズ選手権戦 男子団体戦準優勝（2019年）

韓国囲碁リーグ出場
2011年（嶺南日報）
2012年（T-broad）
2013年（T-broad）10-4
2014年（CJ E&M）8-6
2015年（CJ E&M）6-8
2016年（BGFリテールCU）9-4
2017年（BGFリテールCU）10-6
2018年（新案天日塩）4-9
2019-20年（秀麗韓陜川）10-8

中国囲棋乙級リーグ戦出場
2014年（北京奕友囲棋文化伝搬有限責任公司/安徽寧国市政）
2015年（広州広日）3-4
2016年（上海建橋学院）5-3
2017年（江西新晶鈦業）5-3
2018年（拉薩棋院）4-4

李志賢は、その卓越した棋力と国際舞台での活躍により、韓国囲碁界を代表する棋士の一人として、今後の活躍が期待されています。


韓国棋院「이지현(남) (李志賢)」

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