バッカス杯天元戦

バッカス杯天元戦（韓国囲碁棋戦）

バッカス杯天元戦は、韓国で1996年から2015年まで全19期にわたって開催された囲碁の棋戦です。東亜製薬が後援し、スポーツ朝鮮が主催していました。その前身は1983年から1994年まで行われたバッカス杯戦であり、韓国囲碁界において重要な位置を占めていました。

歴史

バッカス杯天元戦は、韓国の代表的な棋戦として長年親しまれてきましたが、2015年をもって終了し、後継として韓国と中国の若手棋士による対抗戦「バッカス杯韓・中囲碁未来天元戦」が創設されました。さらに2023年には、「2023楊口郡国土正中央杯ミレニアム天元戦」が開催され、新たな歴史を刻んでいます。

方式

大会はトーナメント方式で争われ、決勝戦は五番勝負で行われました。出場者は、前期のベスト4と予選を勝ち抜いた16名によって構成されていました。
持ち時間は、第11期までは予選が各3時間、本戦が各4時間でした。第12期以降は各1時間に短縮され、持ち時間を使い切ると40秒の秒読みが3回適用されました。コミは一貫して6目半が採用されていました。

賞金

優勝賞金は、第14期までは2000万ウォンでしたが、第15期以降は2500万ウォンに増額されました。

中韓天元対抗戦

1997年から2015年まで、バッカス杯天元戦の優勝者は、中国の中国囲棋天元戦の優勝者と対戦する「中韓天元対抗戦」に出場していました。

歴代優勝者

バッカス杯天元戦
1996年: 李昌鎬
1997年: 李昌鎬
1998年: 李昌鎬
1999年: 李昌鎬
2000年: 李世乭
2001年: 朴永訓
2002年: 宋泰坤
2003年: 崔哲瀚
2004年: 崔哲瀚
2005年: 高根台
2006年: 趙漢乗
2007年: 元晟溱
2008年: 姜東潤
2009年: 朴廷桓
2010年: 崔哲瀚
2011年: 崔哲瀚
2012年: 朴永訓
2013年: 朴廷桓
2014年: 羅玄

バッカス杯戦
1983年: 曺薫鉉
1984年: 河燦錫
1985年: 曺薫鉉
1986年: 姜勲
1987年: 曺薫鉉
1988年: 曺薫鉉
1989年: 曺薫鉉
1990年: 李昌鎬
1991年: 李昌鎬
1992年: 李昌鎬
1993年: 劉昌赫
1994年: 曺薫鉉

2023楊口郡国土正中央杯ミレニアム天元戦
* 韓友賑


バッカス杯天元戦は、韓国囲碁界の発展に大きく貢献した棋戦として、その名を歴史に刻んでいます。

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