李純信 (潜水艦)

李純信（イ・スンシン）

李純信（イ・スンシン、朝鮮語：이순신、ラテン文字表記：Yi Sun-sin, SS-068）は、大韓民国海軍が保有する張保皐級潜水艦の7番艦です。艦名は、文禄・慶長の役で活躍した李氏朝鮮時代の名将、李純信（1554年 - 1598年）に由来します。

艦歴

「李純信」は、大宇重工業玉浦造船所にて建造され、1999年に就役しました。就役後は、鎮海に所在する第9戦団に配備され、大韓民国の領海警備および防衛任務に従事しています。

特筆すべき点として、「李純信」は張保皐級潜水艦の中でも初期の艦でありながら、ハープーン対艦ミサイルの運用能力が付与されていることが挙げられます。これにより、水上艦艇に対する攻撃能力が大幅に向上し、韓国海軍の戦力強化に大きく貢献しています。

張保皐級潜水艦は、ドイツの209型潜水艦をベースに設計されており、ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせた推進システムを採用しています。これにより、優れた水中航続距離と静粛性を実現し、隠密性の高い作戦行動を可能にしています。

「李純信」を含む張保皐級潜水艦は、大韓民国の海洋における安全保障を支える重要な役割を担っています。平時には周辺海域の警戒監視活動を行い、有事の際には敵の侵攻を阻止するための抑止力として機能します。

性能

排水量: 水上排水量1,100トン、水中排水量1,200トン
全長: 56m
全幅: 6.2m
速力: 水上11ノット、水中21.5ノット
乗員: 約30名
兵装: 533mm魚雷発射管8門、ハープーン対艦ミサイル

関連項目

大韓民国海軍
大韓民国海軍艦艇一覧
張保皐級潜水艦

外部リンク

Changbogo class (209 class) submarine - 英語版海軍公式ページ

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