李阡 (潜水艦)

李阡（イ・チョン、朝鮮語：이천、ラテン文字：Yi Chon, SS-062）は、大韓民国海軍の張保皐級潜水艦の2番艦であり、その艦名はモンゴル帝国の侵攻を退けた高麗の武将、李阡（イ・チョン）に由来します。

艦歴

「李阡」の建造は、ドイツのホヴァルツヴェルケ＝ドイツ造船でブロックが製造され、大宇重工業玉浦造船所にてノックダウン生産方式で組み立てられました。1994年に就役し、鎮海に位置する第9戦団に配備されました。この配備により、大韓民国海軍の作戦能力は著しく向上しました。

特筆すべきは、1999年3月27日にグアム島南方約100マイルの海域で実施された訓練です。「李阡」は、この訓練において標的艦として使用されたアメリカ海軍の「オクラホマシティ」を魚雷で撃沈するという成果を上げました。この事実は、李阡の乗組員の高度な技術と練度、そして潜水艦自体の性能の高さを証明するものとして、広く知られています。

張保皐級潜水艦について

張保皐級潜水艦（チャン・ポゴきゅうせんすいかん）は、大韓民国海軍が保有する潜水艦のクラスであり、ドイツの209型潜水艦をベースに設計・建造されました。優れた静粛性と機動性を持ち、対水上艦艇戦、対潜水艦戦、機雷敷設など、多様な任務に対応できます。大韓民国の海洋防衛において重要な役割を担っています。

外部リンク

（英語） Changbogo class (209 class) submarine英語版海軍公式ページ

関連項目

大韓民国海軍
* 大韓民国海軍艦艇一覧

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