村上義雄

村上義雄のプロフィール

村上義雄（むらかみ よしお、旧姓：平塚）は、日本の内務官僚として知られています。1845年6月18日、肥後国（現在の熊本県）にて、熊本藩士の平塚孫四郎の二男として生まれました。彼は幼少期に、同じく藩士である村上壺溪の養子となり、その後の人生において多くの公職を歴任しました。

経歴の詳細

村上は1874年に東京府で十等出仕として職務を開始しました。1882年には参事院議官補に昇進し、そこからさらにキャリアを積んでいくこととなります。彼の内務省における役職には、高知県大書記官、内務省書記官、県治局次長、長野県と広島県の書記官、新潟県内務部長などがあります。

1893年から1896年にかけては徳島県知事を務め、彼は県の行政に変革をもたらしました。知事を辞任した後、村上は台湾総督府に転任し、台中県知事に就任しました。1898年に入ると、新竹県知事兼台北県知事となり、台北県が廃止される1901年1月までその地位にありました。

村上はその後、1902年から1910年まで石川県知事を担当し、地域の発展に寄与しました。1910年12月3日には、錦鶏間祗候に任じられ、1917年1月22日に官幣大社生國魂神社の宮司に就任しました。この時、錦鶏間祗候は消滅しました。彼のキャリアの一環として、八千代生命保険の監査役も務めました。

栄典と位階

村上義雄は、日本の内務官僚として数多くの栄典を受けています。彼の位階の昇進は次の通りです:

• - 1892年4月18日 - 従五位
• - 1893年4月11日 - 正五位
• - 1901年12月26日 - 正四位
• - 1907年6月21日 - 従三位

また、勲章も数々授与されています:

• - 1893年12月28日 - 勲五等瑞宝章
• - 1899年12月27日 - 勲三等瑞宝章
• - 1906年4月1日 - 勲二等旭日重光章、明治三十七八年従軍記章

村上義雄は、1919年に逝去し、日本の内務官僚として多くの影響を与えた人物として今日でも記憶されています。彼の業績は、特に地方行政や植民地の政治において重要な役割を果たしたことから、今なお注目されるべきものです。彼の生涯は、明治日本の内務行政の変遷を象徴するものとなっています。

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