村山大値

村山大値（むらやま だいち）

村山大値は、1964年3月20日に東京都世田谷区で生まれたプロレスのレフェリーです。そのキャリアは長く、特に女子プロレス界においてTommyと共に名レフェリーとして広く知られています。リングアナの紹介後には、観客から「ダイチー!」という声援が飛ぶのが恒例となり、その存在感を企画しています。

経歴

村山は1988年4月22日に全日本女子プロレスにてレフェリーとしての第一歩を踏み出しました。それに続いて、選手たちの巡業バスを運転し慰労しつつ、WWWA世界シングルやオールパシフィックなどの重要なタイトルマッチを裁き、信頼を獲得していきました。
その後、アルシオンに専属レフェリーとして参加し、団体を離れた後はZERO-ONEに所属しました。2005年1月1日からは全日本プロレスに移籍し、さまざまな試合でそのレフェリング技術を披露しました。特に、菊タローとのやり取りは会場の笑いを誘いながらも、タイトル戦では真摯な姿勢で試合を審判し、観客や選手から信頼を得ていました。

2011年には、和田京平が全日本を離れた後のメインレフェリーとして活躍しました。しかし、2013年6月30日の両国国技館大会を最後に全日本プロレスを去り、武藤敬司が新たに設立した団体「WRESTLE-1」に参加しました。
その後、2016年10月2日には「女子プロレスのキャリアを最後まで全うしたい」との思いから、女子プロレス団体のスターダムに移籍しました。

2017年5月4日、WRESTLE-1後楽園ホール大会において、古巣のリングに戻り木村花対刀羅ナツコの試合を裁くこととなりました。

その他のエピソード

村山は、和田京平のレフェリング技術に感銘を受け、彼を師として仰いでいます。また、菊タローと荒谷望誉の試合では、時に攻防に巻き込まれることがあり、平手打ちや高速カウントで制裁を下すこともある一方、試合外では良好な関係を築いています。
彼の身長は180cmで、体型はシャープです。公式プロフィールでは181cm、66kgと記載されています。
さらに、メインレフェリーであった和田京平が失神した際には、小島聡とTARUの三冠ヘビー級選手権試合のレフェリを務め、その後もグレート・ムタ対高山善廣の三冠ヘビー級選手権試合を裁き切るという大役を果たしました。

村山大値のプロレス界での活躍は多岐にわたり、彼の存在はレフェリーとしての役割を超えて、プロレス文化においても重要な位置を占めています。今後も彼の技術と経験が、さらなる名勝負を支えていくことでしょう。

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