東京都道20号・神奈川県道525号府中相模原線

東京都道・神奈川県道525号府中相模原線について

東京都道20号・神奈川県道525号府中相模原線は、東京都府中市を起点とし、多摩地域を横断して神奈川県相模原市に至る主要地方道および一般県道です。この路線は、府中市役所前交差点から始まり、府中市、日野市、多摩市、八王子市、町田市を経由し、相模原市に至ります。特に、国立市の一部区間はバイパスとして機能しており、地域住民の交通を支える重要な役割を担っています。

路線概要

この道路の大きな特徴は、東京都内では主要地方道である一方、神奈川県内では国道16号と重複する一般県道として扱われている点です。このように、同一の都道府県道でありながら、主要地方道区間と一般都道府県道区間が混在する珍しい路線の一つです。他の例としては、大阪府道住吉八尾線や東京都道・千葉県道501号王子金町市川線が挙げられます。

通称

府中相模原線は、その経路によって様々な通称で呼ばれています。主なものとしては、以下の通りです。

府中街道: 府中市役所前交差点から府中本町駅入口交差点まで
鎌倉街道: 府中本町駅入口交差点から多摩市新大栗橋交差点まで
川崎街道: 多摩市新大栗橋交差点から一ノ宮交差点まで
野猿街道: 国立市青果市場東交差点から八王子市下柚木交差点まで（バイパス区間）
柚木街道: 八王子市下柚木交差点から鑓水交差点まで
東京環状: 八王子市鑓水交差点から東京都神奈川県境まで
日野バイパス: 国立府中インター入口交差点から青果市場東交差点まで（バイパス）

バイパスについて

府中相模原線には、複数のバイパス区間が存在します。これにより、交通の円滑化や地域へのアクセス向上に貢献しています。主なバイパス区間は以下の通りです。

府中市内：府中本町駅前付近
国立市 - 多摩市：国立インター入口交差点から多摩市一ノ宮交差点まで（府中四谷橋経由）
国立市 - 府中市：矢川三丁目交差点から四谷体育館東交差点まで
八王子市上柚木付近：上柚木会館入口交差点から柚木西小入口交差点まで

路線データ

起点: 東京都府中市宮西町（府中市役所前交差点）
終点: 神奈川県相模原市緑区西橋本五丁目（国道413号交点付近）
路線延長
東京都区間：19,059m（実延長、2013年4月1日現在）
神奈川県区間：0m（全区間が国道16号と重複）

重複区間

府中相模原線は、以下の路線と重複する区間があります。

本線
東京都道9号川崎府中線：起点から府中本町駅入口交差点まで
東京都道18号府中町田線：起点から多摩市新大栗橋交差点まで
東京都道41号稲城日野線：多摩市新大栗橋交差点から一ノ宮交差点まで
国道16号：八王子市鑓水交差点から終点まで
バイパス
国道20号日野バイパス：国立府中インター入口交差点から青果市場東交差点まで

主要な橋梁

府中相模原線には、以下の橋梁があります。

府中四谷橋（多摩川）
殿田橋（大栗川）
宝蔵橋（大栗川）

通過する自治体

この道路が通過する自治体は以下の通りです。

東京都
国立市
府中市
日野市
多摩市
八王子市
町田市
神奈川県
* 相模原市


府中相模原線は、東京都心部と多摩地域、さらには神奈川県を結ぶ重要な幹線道路として、地域住民の生活や経済活動を支えています。この道路を利用する際には、各区間での通称や交通ルールに注意し、安全運転を心がけることが大切です。

もう一度検索