東和町総合サービス公社

株式会社東和町総合サービス公社について

株式会社東和町総合サービス公社は、岩手県花巻市東和町に本社を構えるバス事業者です。設立当初は、東和町内のスクールバスや給食運搬車の運行委託を主な業務としていましたが、現在は貸切バス事業に加え、花巻市が運営する代替バスの運行受託も行っています。

この記事では、同社の設立から現在までの歴史、運行している路線、使用車両について詳しく解説します。

歴史

1989年3月29日: 株式会社東和町総合サービス公社が設立されました。
設立当初は、スクールバスの運行と東和町営バスの運行受託が主な事業でした。
1990年8月8日: 貸切バス事業を開始し、事業の幅を広げました。
2017年10月1日: 花巻市営バスの運行が終了しました。
2019年9月24日: 岩手医科大学附属病院利用者連絡バスの運行を開始しました。
2024年4月1日: 土沢線の運行を開始しました。

現在の受託運行路線

1. 花巻市市街地循環バス「星めぐり号」
イトーヨーカドーから花巻駅、文化会館前、上町を経由して、花巻駅に戻り、イトーヨーカドーへ戻る左回りのルートのみを担当しています。
2. 岩手医科大学附属病院利用者連絡バス
花巻駅、石鳥谷駅を経由して、岩手医科大学附属病院を結びます。
2019年9月24日より、紫波郡矢巾町に移転した岩手医科大学附属病院へのアクセス手段として運行を開始しました。
3. 土沢線
イトーヨーカドーから花巻駅前、賢治記念館、新花巻駅前、土沢中町、土沢駅前を経由して道の駅とうわを結びます。
2024年4月1日に岩手県交通の路線廃止に伴い、経路を変更して運行を開始しました。
地域連携ICカード「Iwate Green Pass」が利用可能です。

過去の受託運行路線

花巻市営バス
旧東和町域をエリアとして運行していました。
2010年10月1日より、原則として朝夕のみの運行となり、日中は予約乗合タクシーに移行しました。
2017年10月1日より、「東和地域予約乗合バス」に移行し、運行を終了しました。

主な路線
中内線: 上浮田から宮田、中内、明戸、下成島、毘沙門、根岸、東和病院前、東和総合支所前、土沢駅口、歴史資料館前を経由する路線です。
小山田線: 南川目から桐洞、小山田、百ノ沢住宅前、土沢下町、東和総合支所前、東和病院前、土沢駅口、歴史資料館前、土沢小学校前を経由する路線です。
田瀬線: 向田瀬からたんせ、田瀬湖南口、覚間沢、田瀬学校前、小倉、雲南、舘迫、歴史資料館前、土沢駅口、東和総合支所前、東和病院前を経由する路線です。
浮田線: 三坊木から宮田、上浮田、こうもり岩、海老田、前郷、東和病院前、東和総合支所前、土沢駅前、歴史資料館前、土沢小学校前を経由する路線です。かつては、平日の月曜日と木曜日の一部便に限り、県立中部病院まで運行していましたが、現在は乗合タクシーに移行しています。
山の神線: 山の神から砂子、雲南、舘迫、舞田、前郷、東和病院前、東和総合支所前、土沢駅前、歴史資料館前、土沢小学校前を経由する路線です。

注記: 上記路線のうち、太字区間内は自由乗降区間となっていました。

車両

花巻市営バスの運行主体は花巻市であり、使用する車両も花巻市所有の車両です。株式会社東和町総合サービス公社は、運転業務および車両管理業務を受託しています。そのため、車両は自家用ナンバー（白ナンバー）を使用し、黄色い車体に「ブルーラインマーク」が入っています。

貸切バスについては、三菱ふそう、UDトラックス（旧日産ディーゼル）、日野の車両を採用しています。

関連情報

関連地域: 花巻市、旧和賀郡東和町
関連事業: 廃止代替バス
参考文献: 鈴木文彦「岩手のバス いまむかし」（2004年10月7日初版・クラッセ）ISBN 4902841002

外部リンク

* 東和町総合サービス公社

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