東山町 (板橋区)

東京都板橋区東山町

概要

東山町（ひがしやまちょう）は、東京都板橋区の南部に位置する町名です。丁目の設定がない単独町名であり、全域で住居表示が実施されています。石神井川が町の東端と南端を流れ、自然豊かな環境が特徴です。町内には、板橋区立上板橋小学校や東山公園などの施設があり、地域住民の生活を支えています。また、長命寺という真言宗の寺院も存在します。

地理

東山町は、板橋区の南部に位置し、東端および南端で石神井川に接しています。北は南常盤台、東は石神井川を隔てて大谷口北町、南は石神井川を隔てて小茂根、西は東新町と隣接しています。町域の北辺を国道254号（川越街道）が通り、町域中央を東京都道318号環状七号線（環七通り）が南北に縦貫しています。これらの主要道路が、東山町の交通の利便性を高めています。

地価

2024年1月1日の公示地価によると、東山町23-8の地点で住宅地の地価は51万8000円/m2となっています。この地価は、東京都内でも比較的高めの水準であり、住宅地としての人気の高さを物語っています。

歴史

東山町の歴史は古く、廃藩置県以前は武蔵国豊島郡上板橋村に属していました。太田道灌によって川越街道が開かれたことが、この地域の発展の礎となりました。江戸時代には、川越城主松平信綱の命により、川越街道が中山道脇往還として整備され、交通の要所としての役割を担いました。

1871年（明治4年）には浦和県から東京府に編入され、大区小区制が実施されました。1878年（明治11年）には北豊島郡が設置され、東京府北豊島郡上板橋村となりました。昭和初期には、現在の川越街道（国道254号線）の整備が行われ、交通網がさらに発展しました。

1932年（昭和7年）の東京府内市郡併合により板橋区が発足した際、東山町は（旧）上板橋町三・五丁目の一部となりました。1960年（昭和35年）には地番整理により、（旧）上板橋町三・五丁目の一部が東山町として再編されました。1964年（昭和39年）には、東京都道318号環状七号線（環七通り）が開通し、現在の交通網が形成されました。

世帯数と人口

2024年3月31日現在、東山町の世帯数は2,356世帯、人口は3,957人です。これは板橋区が発表した公式データです。人口の推移や世帯数の変遷については、国勢調査のデータに基づいた詳細な情報が公開されています。

学区

東山町に居住する児童が通う区立小・中学校は、学区によって指定されています。2021年8月時点での学区については、板橋区の公式情報を参照する必要があります。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、東山町には93の事業所があり、従業員数は626人です。事業所数や従業員数の変遷についても、経済センサスのデータから詳細な情報が把握できます。

交通

東山町内には鉄道駅はありませんが、近隣の駅が利用可能です。最寄りの駅としては、東武東上線のときわ台駅が挙げられます。バス路線も充実しており、国際興業バスや都営バスが運行しています。主なバス停としては、「東山町」停留所があり、赤羽駅や高円寺駅、池袋駅、新宿駅方面へのアクセスが可能です。

主要道路としては、国道254号（川越街道）と東京都道318号環状七号線（環七通り）が町内を通過しており、自動車での移動も便利です。

施設

東山町には、板橋区立上板橋小学校や東山公園などの公共施設があります。また、長命寺という真言宗の寺院も存在し、地域住民の心の拠り所となっています。

その他

東山町の郵便番号は174-0073で、集配局は板橋北郵便局です。東山町は、住宅地としての静けさと、交通の利便性を兼ね備えた住みやすい町と言えるでしょう。

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