東急テクノシステム

東急テクノシステム株式会社

東急テクノシステム株式会社は、1940年に設立された東急グループの企業です。鉄道車両の改造や整備、バス車両の整備や架装、特装車の製作などを主な事業としています。設立当初は、東急電鉄の前身である東京横浜電鉄の車両修理部門として発足しました。

歴史

1940年3月20日、東京横浜電鉄の車両増加に伴い、修理・改造を専門とする「東横車輛工事株式会社」として設立されました。その後、1954年には日本モーターを合併し、「東横車輛工業」に社名を変更。1973年には「東横車輛電設」、そして2008年には現在の「東急テクノシステム」へと社名が変更されました。

事業内容

鉄道車両関連

東急テクノシステムは、鉄道車両の改造や整備を幅広く手がけています。具体的には、廃車車両の譲渡に伴う改造、車両の更新工事、そして電気工事などが挙げられます。

主な改造実績

東急5000系 → 長野電鉄2500系、熊本電気鉄道5000形、岳南鉄道5000系、福島交通モハ5000形、松本電気鉄道5000形、上田交通5000系
東急6000系 (初代) → 弘南鉄道6000系
東急7000系 → 福島交通7000系、水間鉄道7000系、秩父鉄道2000系、弘南鉄道7000系
東急7200系 → 十和田観光電鉄7200系
東急7700系 → 十和田観光電鉄7700系
東急8000系 → 伊豆急行8000系
東急8500系 → 長野電鉄8500系、秩父鉄道7000系
東急8090系 → 秩父鉄道7500系、7800系
東急1000系 → 上田電鉄1000系、6000系、伊賀鉄道200系、一畑電車1000系、福島交通1000系
相鉄モヤ700系 → 701
西武101系 → 秩父鉄道6000系（※西武車両下請けによるもの）

バス車両関連

バス車両の整備、車体の二次架装や更新改造、特装車や福祉自動車、幼稚園バスの製作なども行っています。東急バスの車両の車体更新（車体再生）や、他社譲渡用車両の改造なども手がけています。

主な施工実績

富士急行 水陸両用バス「KABA」
はとバス 2階建てオープントップバス「オー・ソラ・ミオ」

その他

過去には、鉄道車両の製作技術を活かして高速道路の料金所ブースも製造していましたが、現在は撤退しています。また、交通博物館に展示されている車両の改造なども担当しています。

事業所

東急テクノシステムは、以下の場所に事業所を構えています。

本社・中原工場: 神奈川県川崎市中原区今井上町11-21
長津田工場: 神奈川県横浜市青葉区恩田町704
久里浜事業所: 神奈川県横須賀市舟倉2-4-1 京浜急行電鉄㈱久里浜工場内
上永谷事業所: 神奈川県横浜市港南区野庭町713 横浜市交通局修繕工場内
新羽事業所: 神奈川県横浜市港北区北新横浜1-12-1 横浜市交通局 新羽車両基地内
かしわ台事業所: 神奈川県海老名市柏ケ谷997 相模鉄道車両センター内
電設総合事務所: 神奈川県川崎市宮前区東有馬2-2-15
四ツ木事務所: 東京都葛飾区東四つ木4-32-15
西白井事務所: 千葉県白井市根1059-2

関連会社・団体

東急テクノシステムは、以下の企業や団体と関連があります。

東急グループ
東急車輛製造
長津田車両工場
長津田検車区
東急バス
東急トランセ
東急電鉄
電車とバスの博物館

外部リンク

* 東急テクノシステム

東急テクノシステムは、長年の経験と技術力を活かし、鉄道とバスの安全運行を支える重要な役割を担っています。

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