東日本高速道路関東支社

東日本高速道路関東支社について

東日本高速道路関東支社（NEXCO東日本関東支社）は、東日本高速道路株式会社（NEXCO東日本）の支社の一つです。旧日本道路公団（JH）の東京第二管理局の流れを汲み、関東地方と長野県の一部における高速道路の管理・運営を担っています。

所在地

現在の支社所在地は、埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目11番地20 大宮JPビルディングの15〜17階です。以前は東京都台東区北上野に社屋がありましたが、2015年1月12日に移転しました。

管轄路線

関東支社は、東名高速道路、中央自動車道周辺を除く関東地方の大部分と、長野県北部の長野自動車道安曇野IC以北の区間の高速道路・有料道路を管轄しています。具体的には、以下の路線が含まれます。

東北自動車道
関越自動車道
常磐自動車道
北関東自動車道の一部
上信越自動車道の一部
圏央道の一部
長野自動車道の一部

ただし、以下の路線は他のNEXCO支社の管轄となっています。

NEXCO中日本東京支社管轄：東京都内・神奈川県内の東名高速道路、神奈川県内の圏央道、新東名高速道路、新湘南バイパス、西湘バイパス（有料区間）、小田原厚木道路
NEXCO中日本八王子支社管轄：東京都内・神奈川県内の中央自動車道、圏央道相模原IC - あきる野IC

管理事務所

関東支社は、管轄区間の高速道路・有料道路の維持管理や料金サービスを行う管理事務所を運営しています。また、京浜管理事務所では、日比谷自動車駐車場の管理も行っています。

統廃合された管理事務所

かつて存在した以下の管理事務所は、組織再編により廃止・統合されました。

那須管理事務所：2023年7月1日に廃止。東北道宇都宮IC-白河IC間を管轄し、宇都宮管理事務所に統合。
佐久管理事務所：2023年11月1日に廃止。上信越道富岡IC-坂城IC間と中部横断道佐久小諸JCT-小諸御影料金所間を管轄し、高崎管理事務所および長野管理事務所に統合。

工事事務所

関東支社には、高速道路・有料道路の新規区間建設、IC・PAの新設、4車線化工事などを担当する工事事務所があります。

管轄区間の変遷

旧日本道路公団（JH）時代には、関越道の一部や上信越道の一部などは現在のNEXCO中日本八王子支社が、第三京浜道路などは現在のNEXCO中日本東京支社が管轄していました。民営化直前の2005年7月に、これらの路線は一旦関東第一支社の管轄となり、民営化後はNEXCO東日本関東支社に引き継がれました。

また、2021年10月1日には、長野自動車道・上信越自動車道のリニューアル工事を専門に行う長野工事事務所が設置されました。

さらに、JH時代に管轄していた日光宇都宮道路は、民営化直前の2005年6月28日に栃木県道路公社に移管されています。

まとめ

東日本高速道路関東支社は、関東地方と長野県北部における高速道路ネットワークの維持・発展に重要な役割を担っています。組織再編や路線の移管を経て現在の体制となり、安全で快適な高速道路の提供を目指しています。

関連項目

中日本高速道路
東京支社（NEXCO中日本）
八王子支社（NEXCO中日本）

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