東松原駅

東松原駅の概要

東松原駅（ひがしまつばらえき）は、東京都世田谷区松原五丁目に位置する京王電鉄井の頭線の駅です。この駅は井の頭南管区に属し、駅番号はIN07となっています。

駅の歴史

東松原駅の歴史は、1933年（昭和8年）に遡ります。この年の8月1日に帝都電鉄の駅として開設されました。その後、1940年（昭和15年）には小田原急行鉄道と合併し、帝都線の駅となりました。1942年（昭和17年）には小田急電鉄が東京急行電鉄（当時の大東急）へと併合され、1948年（昭和23年）に京王帝都電鉄が独立した際には、井の頭線の駅として新たに生まれ変わりました。

1990年（平成2年）8月1日には、吉祥寺側の駅舎が廃止され、橋上駅舎へと統一されました。さらに、近年では2021年に照明がLEDに変更されるなどのリニューアルが行われています。また、2025年（令和7年）10月25日にはホームドアの使用が予定されています。

駅の構造

東松原駅は、1面2線の島式ホームを備えた地上駅であり、橋上駅舎が設けられています。西側（吉祥寺方）および東側（渋谷方）には跨線橋状の出入口が存在し、駅舎はその中間地点に位置しています。さらに、渋谷方の出口南側にはエレベーターが設置されており、ホームと改札階を便利に結んでいます。

特筆すべき点は、2番線ホーム向かいの法面に植えられたアジサイです。毎年6月には、その美しさがライトアップされ、多くの利用者や観光客の目を楽しませています。

駅のホームは、以前は有効長が18メートルで4両分しかありませんでしたが、ホームの延伸が行われた結果、渋谷方では駅舎が橋上化され、踏切が廃止されました。さらに、車両の大型化に伴い、吉祥寺方面の駅舎は統合され、1つの駅舎へと進化しました。

利用状況

2024年度（令和6年度）の予測によると、東松原駅の1日平均乗降人員は15,426人に達すると見込まれています。ここ数年の乗降・乗車人員のトレンドも注目されています。

駅周辺の環境

東松原駅周辺には、便利な施設が多数点在しています。隣駅の新代田駅までは約450メートルの距離で、徒歩でのアクセスも容易です。主な周辺施設としては、東松原駅前郵便局、商店街、トップパルケ松原店、羽根木公園、北沢税務署、北沢警察署、旧コナミスポーツクラブのようなフィットネス施設、さらに世田谷区立梅丘中学校などがあります。

このように、東松原駅は多様な交通手段と様々な周辺施設に恵まれた、都心へのアクセスも良好な駅です。生活利便性の高い地域として、多くの人々に支持されています。

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