東洋音楽学会

一般社団法人東洋音楽学会

一般社団法人東洋音楽学会（とうようおんがくがっかい、英名 The Society for Research in Asiatic Music, TOG）は、1936年に設立された日本の音楽学会です。設立以来、主に日本の伝統音楽を含む東洋諸国の音楽や、世界中の民族音楽の研究を行っています。文部科学省の所管下にあり、音楽関連学会の中でも最も古い歴史を持っています。

概要

この学会は、日本国内にとどまらず、外国人の会員や演奏者も多く参加し、国際的な音楽研究の発展に寄与しています。音楽学という学問の枠を超え、さまざまな文化背景を持つ音楽の理解と普及を目的としています。2012年には、一般社団法人としての形態に改組され、より活動の幅を広げていく体制を整えました。

事務所所在地

学会の事務所は、東京都台東区上野にあり、ここを拠点に研究活動やイベント、発表会などが行われています。具体的な住所は、東京都台東区上野3-6-3 三春ビル307号です。

主な事業内容

東洋音楽学会は、音楽に関する研究発表会や学術講演会の開催、また学会誌や学術書籍の刊行など積極的に行っています。これらの活動を通じて、会員同士の交流や他の関連学協会との連携を深め、音楽研究の進展を促す役割を果たしています。

学会誌『東洋音楽研究』

学会の活動の一環として刊行される学会誌『東洋音楽研究』は、音楽研究の最新の成果を発表する場として重要な役割を持っています。研究者たちによる査読を経て、質の高い論文が掲載され、国内外の音楽研究に貢献しています。

田邉尚雄賞

学会の初代会長であり、後に名誉会長となった田邉尚雄（1885-1984）博士に因んで設けられた「田邉尚雄賞」は、音楽研究における優れた業績を持つ会員を表彰する制度です。1983年度から始まり、会員の研究を奨励し、音楽研究の質の向上を目指すための取り組みとして今もなお継続されています。

関連項目

この学会は、雅楽や音楽学、民族音楽、比較音楽学、音楽民族学など、多岐にわたる音楽の研究を支える基盤ともなっています。これらの分野は、音楽の深い理解を求めるために欠かせない視点を提供しています。

外部リンク

一般社団法人東洋音楽学会の公式ウェブサイトでは、最新の活動やイベントについての情報をお知らせしています。音楽に対する関心を持つ方々の参加を歓迎しており、多くの人々と共に音楽文化の理解を深めることを目指しています。

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