東福山駅

東福山駅の概要

東福山駅（ひがしふくやまえき）は、広島県福山市引野町に位置し、西日本旅客鉄道（JR西日本）と日本貨物鉄道（JR貨物）の山陽本線に属する駅です。駅番号はJR-W13であり、所在地はJR西日本の引野町五丁目、JR貨物の引野町四丁目となっています。

駅の歴史

この駅は1966年に国鉄山陽本線の一部として貨物駅として開設されました。その後、1974年には荷物の取り扱いが始まりましたが、1978年にはその取り扱いが廃止されました。1979年から旅客を扱い始め、1987年の国鉄の分割民営化の際にはJR西日本とJR貨物の駅となりました。1992年からはみどりの窓口が営業を開始したものの、2021年にはその営業が終了し、券売機のみの無人駅となりました。

駅の構造

東福山駅は、2面2線の相対式ホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を備えています。バリアフリー対策としてエレベーターが設置されており、ICOCAなどのICカードも利用可能です。旅客案内では、下り線の1番乗り場を「6番線」、上り線の2番乗り場を「7番線」としています。貨物駅も併設されており、南口側に位置します。

貨物駅と日鋼線

貨物駅部分には、3面のコンテナホームや荷役線を完備しており、主にコンテナ貨物を取り扱っています。また、専用鉄道である日鋼線が分岐しており、これによりJFEスチールの製鉄所へ不定期での運行が行われています。この日鋼線は全長約3.6キロメートルあり、一部の長物車の常備駅にも指定されています。

利用状況

旅客輸送のデータとして、乗車人数は年々変動がありますが、近年のコンテナ貨物の発送および到着量も注目されています。例えば、2006年度には発送が89,429トン、到着が109,905トンに達しました。これらの情報は地域の交通状況や経済活動の指標ともなっています。

駅周辺の施設

最新のデータによると、駅南口周辺には郵便局や銀行、学校、病院などの公共施設や商業施設が豊富に揃っています。北口にも学校や銀行があるため、地域住民の生活に密着したエリアとなっています。また、バス路線も多岐にわたり、都市間バスや乗合タクシーなどが発着しており、アクセスの便利さも特徴です。

隣接駅

東福山駅の隣には大門駅（JR-W12）および福山駅（JR-W14）があり、これらの駅と連携して旅客輸送を行っています。

結論

東福山駅は地元住民にとって利用しやすく、多様な輸送サービスが提供されている重要な交通拠点です。今後の更なる発展が期待される場所でもあります。

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