東里駅

東里駅（とうりえき）

東里駅は、台湾東部の花蓮県富里郷に位置する台湾鉄路管理局（台湾鉄道）台東線の駅です。三等駅に分類されており、自強号を除く各級の列車が停車します。この駅は、地域住民の足として重要な役割を担うとともに、鉄道ファンや観光客にも親しまれています。

歴史

東里駅は、その歴史の中で数度の改名と移転を経験しています。

1924年5月1日：大庄駅（当時の表記は「大庄驛」）として開業。
1937年11月1日：大里駅と改名。しかし、宜蘭線の大里駅との混同を避けるため、東部大里駅（当時の表記は「東部大里驛」）と再度改名。
第二次世界大戦後：「東部大里」を略して現在の東里駅に改名。
2007年3月30日：玉里～東里間の新線開通に伴い、新駅舎へ移転。旧線はサイクリングロードとして再整備。
2014年7月31日：旧駅舎が「鐵路驛站」（サイクリングターミナル）としてリニューアルオープン。

これらの変遷から、東里駅は地域の歴史と変遷を物語る重要な場所であることが伺えます。

駅構造

東里駅は、新駅と旧駅ともに、単式ホームと島式ホームを組み合わせた2面3線の地上駅です。新駅舎にはバリアフリー対応のエレベーターが設置されており、台東線の駅では初の事例となりました。これにより、高齢者や身体の不自由な方も安心して利用できるようになっています。

利用状況

具体的な年別の利用状況の推移は、関連情報で確認できます。

駅周辺

東里駅の周辺には、自然と文化が豊かに調和したスポットが点在しています。

秀姑巒渓：台湾東部を代表する河川で、周辺は自然豊かな景観が広がっています。
東里国中・東里国小：地域の子供たちが学ぶ学校です。
玉蓮寺：地域住民の信仰を集める寺院。
裕通商行：地域のお店。
東里派出所・東里消防分隊：地域の安全を守る施設。
台湾郵政東里郵便局：郵便・金融サービスを提供する施設。
台9線：台湾を縦断する主要道路。
ギャラリー：アート作品を展示する場所。

これらの施設は、駅の周辺を散策する際に立ち寄るのに最適なスポットです。

隣の駅

台湾鉄路管理局

台東線
玉里駅 - 東里駅 - 東竹駅

脚注

東里駅に関する更なる詳細な情報は、以下のリンクから確認できます。

外部リンク

台湾鉄路管理局
駅と周辺情報>東里 （中国語）（日本語）（英語）（朝鮮語）
（旧）花蓮運務段 東里車站 - ウェイバックマシン（2008年6月28日アーカイブ分） （繁体字中国語）

東里駅は、交通の要所であるだけでなく、地域の歴史と文化を伝える重要な場所です。訪れる人々にとって、心に残る旅の思い出となるでしょう。

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