東長崎駅

東長崎駅（ひがしながさきえき）

東長崎駅は、東京都豊島区長崎五丁目に位置する西武鉄道池袋線の駅です。駅番号はSI03で、豊島区の最西端に位置しています。池袋線だけでなく、練馬駅から分岐する豊島線の列車も利用できるため、利便性の高い駅として地域住民に利用されています。

歴史

東長崎駅の歴史は古く、1915年（大正4年）4月15日に開業しました。その後、1964年（昭和39年）2月16日には橋上駅舎の使用が開始され、2007年（平成19年）3月16日には改築された現在の橋上駅舎が使用開始されました。駅名の由来は、所在地名である長崎村（開業当時）に由来し、長崎県長崎市の長崎駅と区別するために「東長崎」という駅名になりました。

駅構造

地上駅で、島式ホーム2面4線を備えています。2008年6月14日からは、江古田駅の優等列車待避機能を移転させるために駅改修工事が行われ、当駅で優等列車の通過待避が開始されました。橋上駅舎を有しており、ホームと改札、改札階と北口・南口地上を繋ぐエレベーター、ホームと改札階、改札階と南口地上を繋ぐエスカレーターが設置されており、バリアフリー化も考慮されています。トイレは2階改札内にあり、多機能トイレも併設されています。ホームの有効長は10両編成に対応していますが、これは緊急時に優等列車などが臨時で使用することを想定したものです。

江古田駅寄りの上り本線と下り本線の間には片渡り線があり、3・4番ホームには下り方向の出発信号機が設置されています。この設備は、臨時列車や土・休日ダイヤの早朝に保谷始発の定期回送列車が4番ホームに到着後、下り方面へ折り返す際に使用されています。なお、夜間留置は現在行われていません。

のりば

駅構造の変遷

東長崎駅の構造・配線は、2007年3月以降、駅舎改築や待避施設設置により変遷を遂げてきました。昭和40年代までは貨物取り扱いも行っており、練馬・所沢・飯能方面行きホーム南側に側線を持ち、朝ラッシュ時に運用された編成を夕方まで一時留置していました。しかし、駅改良工事に伴い2005年10月に側線は撤去され、留置されていた編成は池袋駅電留線や保谷電留線へ移動しました。また、かつては池袋方面行きホーム北側にも側線があり、工事・保線用機械が留置されたり、保谷電留線から出庫し池袋へ回送される旅客車両の時間調整、定期列車の通過待ちに使用されていたこともあります。

駅の改良工事は第三セクターの東長崎駅整備株式会社が事業主体となり、国土交通省の鉄道駅総合改善事業として行われました。2007年3月6日にホーム番号が変更され、同年3月16日には新しい橋上駅舎の供用が開始されました。さらに同年9月16日には新上りホームの供用が開始され、現在の2面4線の形態となりました。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は24,858人で、西武鉄道全92駅中38位です。近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

練馬総合病院
豊島区区民ひろばさくら第一
豊島区長崎健康相談所
新宿区立西落合図書館
東京都立千早高等学校
豊島長崎郵便局
豊島南長崎郵便局
豊島長崎六郵便局
豊島南長崎六郵便局
としま昭和病院
東急ストア東長崎店
西友 東長崎店
サミットストア 東長崎店
P-WOSH（スポーツクラブ）
長崎十字会
芳林堂書店
長崎銀座商店街
岩崎家住宅
五郎窪神社
都営地下鉄大江戸線 落合南長崎駅 - 徒歩10分

バス路線

駅南口から約200メートル離れた「東長崎駅通り」停留所に、以下の路線バスが発着します。

都営バス
白61：新宿駅西口行・目白駅前行・山吹町行
練68：目白駅前行（平日のみ運行）
練馬車庫前行・練馬駅行は、「南長崎五丁目」（目白通り上）に発着

隣の駅

西武鉄道

池袋線
■各駅停車
椎名町駅 (SI02) - 東長崎駅 (SI03) - 江古田駅 (SI04)

脚注

注釈

出典

東京都統計年鑑
西武鉄道の1日平均利用客数

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

東長崎駅（駅情報） - 西武鉄道
東長崎駅周辺のタウン情報

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