松崎駅 (鳥取県)

松崎駅について

松崎駅（まつざきえき）は、鳥取県東伯郡湯梨浜町に位置するJR西日本の山陰本線の駅です。この駅は、観光地の一つである東郷温泉への玄関口として、多くの観光客に利用されています。

歴史

松崎駅は1904年に官設鉄道の倉吉駅からこの地まで延伸した際に開設されました。当初は終着駅として開業し、客貨取扱が始まりました。この場所で鉄道の開通式も行われています。翌年の1905年には、官設鉄道が青谷駅まで延伸され、途中駅としての役割も果たすこととなりました。1909年には、線路名称が制定され、正式に山陰本線の一部となります。

1972年には貨物の取扱いが廃止されると、1986年には荷物の扱いも終了しました。1987年の国鉄分割民営化によって、現在のJR西日本の駅に移行し、より多くの利用者にサービスを提供するようになりました。その後、1993年には自動券売機が設置され、2015年には終日無人駅となったため、利用者が便利に切符を購入できる仕組みが整いました。さらに、2025年春にはICカード「ICOCA」の利用が可能になる予定です。

駅構造

松崎駅は、元々単式・島式ホーム2面と3線を有する地上駅でしたが、2003年に鳥取県の鉄道高速化事業に伴い構造が変更されました。これにより、1線がスルー化され、上下通過列車が通過することができるようになりました。また、旧3番線は撤去され、現在は相対式ホーム2面2線の構造を持っています。

駅舎は木造のデザインで、簡易券売機が設置されています。無人駅のため、スタッフはいませんが、駅には男女共用の水洗式トイレがあり、利用者の利便性を考慮した設計となっています。ただし、駅構内や近隣の観光案内所にはコインロッカーは設置されていません。

利用状況

松崎駅は、地域の旅行に利用されることが多く、特に東郷温泉への観光客が訪れます。また、地域住民の通勤などにも活用されており、地元の交通網に欠かせない存在です。隣接する青谷駅や倉吉駅との連携もあり、快速「とっとりライナー」や普通列車が運行され、アクセスは非常に便利です。

近隣情報

駅周辺には東郷温泉をはじめ、さまざまな観光名所があります。また、自然豊かな環境に囲まれており、散策や観光が楽しめるエリアでもあります。地元の新鮮な食材を使った飲食店や物産店も点在するため、訪れた際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。松崎駅は、東伯郡の観光に欠かせない存在として、地域の発展に寄与しています。

もう一度検索