松本直祐樹

松本直祐樹（まつもと なおゆき）は、1976年3月18日生まれの日本の現代音楽作曲家です。

略歴

東京都出身の松本氏は、日本大学芸術学部でトロンボーンを専攻した後、管楽器専門誌「パイパーズ」に勤務しました。その後、作曲家としての道を志し、東京芸術大学大学院音楽研究科に進学し、夏田昌和氏に師事しました。同時期には、湯浅譲二氏にも作曲を師事しています。さらに、情報科学芸術大学院大学（IAMAS）では、三輪眞弘氏にコンピュータ音楽を学び、幅広い音楽表現の知識と技術を習得しました。

2008年から2009年には、ロームミュージックファンデーションの奨学生として支援を受けました。また、若手作曲家集団「秘密結社」の会長も務めています。

現在、松本氏は相愛大学音楽学部の教授として後進の指導にあたるとともに、京都産業大学で非常勤講師としても教鞭を執っています。

受賞歴

松本氏は、その優れた作曲作品により、数々の賞を受賞しています。

2005年：日本音楽コンクール作曲部門（室内楽曲）第3位、岩谷賞
2006年：日本音楽コンクール作曲部門（オーケストラ作品）第2位、岩谷賞
2009年：Isang Yun International Composition Prize 2009（国際尹伊桑作曲賞2009）ファイナリスト

松本氏の音楽の特徴

松本氏の作品は、現代音楽の技法を基盤としながらも、多様な音楽要素を取り入れているのが特徴です。トロンボーン奏者としての経験も活かされ、管楽器の特性を活かした作品も多く、コンピュータ音楽の分野にも精通しているため、電子音響を効果的に活用した作品も制作しています。その作風は、伝統的な音楽形式を踏まえつつも、新しい音楽の可能性を追求する姿勢が強く表れています。

外部リンク

松本直祐樹 (naoyuki.matsumoto.332) - Facebook

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