板橋区立板橋第六小学校

板橋区立板橋第六小学校は、東京都板橋区大山町に所在する公立小学校です。この学校は、1933年（昭和8年）に東京府東京市板橋第六尋常小学校としてその歴史をスタートさせました。開校当初は、地域の子どもたちの教育を担う重要な役割を果たし、その後、時代の変遷とともに、学校名や学区の変更、校舎の改築などを経験しながら、現在に至っています。

歴史

板橋第六小学校の歴史は、1933年4月1日に東京府東京市板橋第六尋常小学校として開校したことに始まります。同年5月22日には開校式が挙行され、地域における教育の拠点としての第一歩を踏み出しました。

その後、1936年4月1日には学区域の変更が行われ、板橋一小、板橋二小に320名が分籍しました。1938年9月1日にも学区域が変更され、板橋七小に476名が分籍しています。これらの学区変更は、地域の人口変動や学校の設置状況の変化に対応するためのものでした。

1941年4月1日、国民[[学校令]]により、学校名は板橋第六国民学校と改称されました。この時期は、戦時体制下であり、学校教育もその影響を受けることとなりました。1943年5月22日には、創立10周年記念式典が挙行され、節目となる年を祝いました。

第二次世界大戦中には、1944年5月23日に学区域が変更され、大谷口分校に135名が分籍、同年8月12日には、群馬県利根郡水上村湯原に集団疎開を経験しました。疎開は、戦禍を避けるための措置であり、子どもたちは厳しい環境の中で生活を送ることとなりました。1945年10月21日に帰校し、終戦を迎えました。

1947年4月1日には、学制改革により、現在の板橋区立板橋第六小学校と改称され、新たな教育制度の下で再スタートを切りました。1949年10月1日には、学区域の変更が行われ、板橋九小に423名、板橋十小に866名がそれぞれ分籍しました。さらに、1953年9月1日には、大山小に596名が分籍しています。

1958年5月28日には、創立25周年記念式典が挙行され、四半世紀の歴史を振り返りました。1963年には、創立30周年記念式典、校舎改築工事が始まり、1967年には体育館が落成、1968年には校舎改築工事が完了しました。同年には、創立35周年記念と校舎改築落成記念の両式典も開催され、学校施設の充実が図られました。また、同年には屋上プールも完成しています。

1973年以降も、創立40周年、45周年、50周年と節目ごとに記念式典が挙行され、1987年には校舎校庭側サッシュ交換、プール改修工事が完了しました。1990年には校舎外壁および屋上改修工事が終わり、1993年には創立60周年記念式典が開催されています。1998年には耐震補強、備蓄倉庫、医療救護室、ランチルームの各工事が完了し、学校施設の安全性が向上しました。1999年には創立65周年記念式典が挙行されています。

2002年には日本語学級が開設され、国際化に対応した教育体制も整えられました。2003年には創立70周年、2013年には創立80周年、2023年には創立90周年記念式典が開催され、長きにわたり地域社会の教育を支え続けています。

学区

板橋第六小学校の学区は、以下の地域です。

大山町
大山金井町（47番～56番）
仲町（1番～3番、13番～24番）
大山東町（20番、56番～60番）
幸町（1番～10番）
大山西町（1番～4番）

これらの地域に居住する児童が、板橋第六小学校に通学しています。

周辺

学校の周辺には、以下の施設があります。

社会福祉法人昭和会旭保育園 - 進学前保育園
国道254号
板橋区立板橋第二中学校

これらの施設は、学校生活や地域活動において重要な役割を果たしています。

交通

板橋第六小学校へのアクセスは以下の通りです。

国際興業バス「光01」「光02」「光04」「池55」「赤51」「赤57」「赤97」の各系統で、「第六小学校」バス停下車。
* 東武鉄道東上線大山駅から、徒歩約270m・約5分。

公共交通機関を利用することで、学校へのアクセスが容易です。

まとめ

板橋区立板橋第六小学校は、長い歴史と地域社会とのつながりを大切にしている学校です。多くの変遷を経て、現在の教育環境を整備し、地域の子どもたちの成長を支え続けています。

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